新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(全文1)副反応の情報はしっかり発信したい
1瓶当たり6回取れるシリンジの調達進めている
今後のワクチン接種の見通しにつきましては、あすから先行接種が開始され、100の医療機関、おそらく来週には全て開始されるということになると思います。2回目の接種は3月10日以降ということになります。高齢者につきましては以前から申し上げているとおり、4月から接種を開始することを見込んでいるところでございます。ワクチンのEUからの供給につきましては、第2便について、透明化メカニズムの承認が下りましたので、来週には第2便がわが国に到着をするという見込みであります。ディープフリーザーにつきましては、今月中に、先行接種をする100の医療機関はもうディープフリーザー行っておりますが、約1500の医療機関にディープフリーザーの配置が完了する予定になっております。週末に大きな地震がございましたが、ワクチンを保管している、ファイザーがワクチンを保管している場所は現在、停電も起きておらず、ワクチンの保管に問題は起きておりません。 これから配分します先行接種の100の医療機関、これは全て非常用電源を保有しております。今後ワクチンの接種施設を拡大していく中で災害時の対応についても確認しながら広げていきたいというふうに思っております。ファイザー社のワクチンの接種回数につきましては国内で通常流通している針とシリンジで1瓶当たり5回接種ということになるために、先般、自治体、医療機関に準備の必要性も踏まえて自治体向け手引きでは1瓶当たり5回ということをお伝えをしたわけでございますが、政府としては非常に貴重なワクチンでございますので、1瓶当たり6回取ることができる特殊な針、シリンジの調達を進めているところでございます。現在、必要量の確保に向けて鋭意努力をしているところでございますが、先行接種の対象となる4万人につきましては4万人の2回分の接種はこの6回接種できる針で対応することができるようになっております。 ワクチンの接種記録につきましては新しい開発をするナショナルデータベースでありますが、これはクラウドを活用するために災害にも強く、また個人の情報を区分されたデータベースの中でそれぞれ自治体に管理をしていただくことになりますので、引っ越して2回目の接種を別の自治体で受ける、あるいは接種券を紛失した場合などのときに対応ができるようになると期待をしております。