新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(全文4完)2回接種を基本にしていきたい
ワクチン接種の体制整備を担う河野太郎行革担当相は16日午後、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する記者会見を行った。 【動画】新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(2021年2月16日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(2021年2月16日)」に対応しております。 ◇ ◇
ワクチン接種のロジスティックスをどう遂行するのか
IWJ:IWJの木原と申します。少し長いんですけれどもご了承ください。JX通信社の、2月上旬の全国の基礎自治体への調査によりますと、実際に新型コロナのワクチン接種を担当する医師や看護師など、医療従事者の調整がまったく決まっていないという自治体、46%に上るということでした。例えば札幌市では年内に全市民約200万人を完了できるか不透明というふうに報じられております。また、熊本総合病院では国から超低温冷凍庫や注射器が届いたにもかかわらず、ワクチンがいつ何回分届くのかまったく情報がない、初めてのことで、分からないことが分からないという状態という困惑の声が上がっておりました。あす、17日以降、接種を開始するとされておりますけれども、この状況では大幅な遅れが見込まれるのではないかというふうに思われます。とりわけ、東京五輪の開催前までに多くの国民に接種できるという保証はございません。 ワクチンの接種が先進国で最も遅れている日本で、五輪により国外から多数の人々を受け入れ、国内の人々も五輪観戦のために大きく動いて、密になって感染することは、緊急事態宣言によって現在の第3波を沈静化させることができたとしても、五輪後、第4波を招く懸念がございます。ワクチン接種のロジスティックスは、東京五輪を開催するならば非常に重要になるはずです。河野大臣はその責務をどう遂行されるおつもりでしょうか。五輪開催強行の是非と関連させてお答えください、よろしくお願いいたします。 河野:どこの自治体もやったことのない大規模なワクチン接種ですから、万全だという回答ができなくて当たり前と思わなければならないと思います。特に担当の方々には、今日に至るまでまだ接種スケジュール、開始日をお伝えできていないわけですから、それは準備が整わんという反応になるのは、これは当然のことで、それはもうひとえに私の責任でございます。ただ、これまで日本人、いろんな困難を乗り越えてきたわけですから、最終的に国民の皆さんのために、自治体の皆さんと心を合わせて頑張ってやってまいりたいというふうに思っております。オリンピックについては橋本大臣にお尋ねをいただきたいと思います。 司会:ほかにいかがでしょうか。一番前の。