大阪府・吉村知事が定例会見2月10日(全文2)来週あらためて判断したい
スマホで検査結果を確認できるようにした狙いは
読売新聞:読売新聞の太田です。発表項目の保健所業務のシステム化に関してなんですけれども、スマホで行政検査結果を確認できるということなんですが、その狙いをあらためてお願いしたいのと、これ、全国的に見ても同様の事例というのはあるんでしょうか。 吉村:まず保健所の業務の負担の軽減、これが一番大きな理由です。そして接種、検査した側もいつでもどこでも簡単に自分でチェックできるというのが、この2つが大きな理由です。これについて、保健所から委託をして、民間会社でやっているところがあると思いますけど、保健所としてやっているところがたぶん、ここが、大阪が初めてだと思います。 司会:次のご質問をお願いします。
大戸川ダムについて何を報告するのか
毎日新聞:毎日新聞社の石川です。すいません、3点お願いします。まず1点目、大戸川ダムについてなんですけれども、あさって11日に国土交通省近畿地方整備局が主催で、淀川水系の更なる河川整備についてということで、6府県調整会議を実施します。この中で、各府県からの報告というような議題もありまして、大戸川ダムについても大阪府、先日審議会で知事への答申がされたあとの報告ということで、府としてどんなことを報告されるのか、どういうお考えで臨まれるのかについてお聞かせください。 吉村:大戸川ダムについては今までご報告しているとおりで、国の、府の専門家会議において、ああいった一定の効果があるというのが示されたということと、大阪府においても、府の効果があるんであれば、これはもう前向きに検討していきたいというような回答になるんだろうなというふうに思います。 毎日新聞:ありがとうございます。次にコロナですけれども、きのうの対策本部会議で、緊急事態宣言解除の要請が延長されました。大阪の独自基準を満たしている中で、特にいろんな時短要請を受けているような事業者の方々の解除っていうのも期待されていた部分もあるとは思うんですけれども、きのうの会議で、専門家の意見を踏まえてまた来週に持ち越しっていうことで、こういった、期待していた府民の方々に対してはどんな説明をされるお考えでしょうか。 吉村:期待されていた事業者の皆さんには本当に申し訳ないという思いです。ただ、これは判断しないということではなくて、今の医療の逼迫体制、これもずいぶん改善されてきていますので、これをやっぱり確実なもの、というのはやっぱり確認したいと。それを確認した上で判断をします。この判断の期間が1週間程度延びたということで、この延びたことについては申し訳ないと思いますが、僕自身はきのうが別に終わりではなくて、継続していますから、来週適切に判断したいというふうに思っています。 医療の逼迫体制で見ましても、重症病床の使用率、緊急事態宣言で一番高かったときには79%でした。それが今、約61%ぐらい、約20ポイントぐらいは、そのときと比べても改善してきているということでもありますし、それから中等症・軽症の使用率も一番高いときは70%ぐらいですけれども、今、50%台ということになっていますから、やっぱり20%、重症も、軽症・中等症とも改善されつつあるという状況で。