介護で気になる汚れやニオイをすっきり落とす<洗濯機>の選び方|予洗いやつけ置きの手間が減る注目の機能とは?【家電のプロが解説】
【1】東芝ライフスタイル『ZABOON 縦型洗濯乾燥機 AW-12VP4』
約20万円(税込)※2024年11月21日時点の実勢価格(編集部調べ)。 洗浄力では田中さんもお墨付きなのが、ウルトラファインバブルを搭載した、こちらの縦型洗濯乾燥機に注目。
冷水でも汚れが落ちやすいウルトラファインバブル
「ウルトラファインバブル発生装置から、繊維のすき間より小さな直径1μm未満(0.001mm未満)の泡が放出され、洗濯洗剤と混ざり合います。 そして洗剤を繊維の奥まで浸透させて見えない汚れを落としてくれるのです。さらにすすぎの際もウルトラファインバブルを使うので、すすぎ残りも抑えてスッキリ。 冷たい水でも汚れが落ちやすいのがうれしいですね。繊維に蓄積した汚れは黄ばみの原因になりますが、そのような衣類の傷みも防いでくれます。銀イオンによる抗菌効果も期待大」 なお、「温か洗いコース (洗濯容量5kgまで)」は、衣類とウルトラファインバブルの洗剤液を温風で温めることで、さらに洗剤の効果がUP。汚れ具合に合わせてつけおき時間は2・3・5・7・9時間で設定可能だというから、心強い。
【2】アクア『全自動洗濯機 Prette plusシリーズAQW-VX14R』
16万5000円(税込) ※2024年11月21日時点の実勢価格(編集部調べ)。 こちらは、前洗いに便利な「超音波部分汚れ洗浄機能」を搭載した縦型洗濯機だ。
部分汚れの前洗いに最適な“超音波”による予洗い機能
「食べこぼしには、超音波で予洗いできる洗濯機が便利。クリーニング店のシミ落としにも使用されている超音波技術をヒントに開発された超音波部分汚れ洗浄機が本体に設置されており、自動で洗剤液も流し込んでくれるので、あとは汚れに超音波ホーンを軽く押し当てるだけ。 こすり洗いをしなくても、繊維の奥の汚れを弾き飛ばしてくれます。汚れた水は、洗濯槽外に流してくれるので、あとはそのまま洗濯機に入れて、ほかの洗濯物と一緒に洗えばOK」 ガンコな汚れを予洗いできるだけでなく、汚水は洗濯槽外に排出。洗濯物を分けずに一度に洗えるので、洗濯回数も減って経済的だ。 どちらの洗濯機も、洗剤の自動投入機能が搭載されており、洗濯容量も12㎏以上とたっぷり洗える。介護中の衣類の汚れ・ニオイに悩んでいる人は、こうした洗濯機を使えばストレスが軽減されるのではないだろうか。 取材・文/桜田容子