「プラモデルはやっぱり面白い」スペシャル 『007/ゴールドフィンガー』公開60周年記念 映画に出演した中で間違いなく世界で一番有名なクルマ物語
しかし本作は単なるお手軽キットではなく、実車の再現度は高く過去のDB5を含めても最高傑作の部類と思う。従ってフォルムも素晴らしい出来なので、ボディーの塗装は特にしっかり行いたい。
今回の作例では多少暗いシルバー塗装としてみた。実車のシルバー塗装は明るめであるが、暗めのシルバーにすることでよりDB5の重厚感を出せると思ったからだ。
また映画『007/ゴールドフィンガー』のDB5同様、様々なガジェットが再現されているので、特にこれらを製作する際は楽しめる。
さすがに助手席が車外に飛び出すことは無いが。ナンバープレートが回転式になっているし、トランクリッドに格納式の防弾板に弾痕のデカールを貼付する際にはクスッと笑ってしまった。 きっと本キットを発売したRevell社の担当者達も楽しみながら、キット化を進めたに違いない。
私は「007 ゴールドフィンガー」のDVDを再生しながらMy DB5の製作を進めたが、こんな楽しみ方もあると自分に言い聞かせている。 プラモデルの楽しみ方は千差万別、人それぞれで良いのだ。 Text:桐生呂目男
大林晃平/桐生呂目男