イオンエンジンの運転結果を説明するスライド。全4台のイオンエンジンが使用できる状態にあるという。

　宇宙航空研究開発機構（JAXA）は20日午後、記者会見を開き、小惑星リュウグウでのミッションを終え地球に向けて航行中の探査機「はやぶさ2」の現状などを説明した。 【動画】地球へ航行中の「はやぶさ2」の現状は？　JAXAが会見 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「地球へ航行中の「はやぶさ2」の現状は？　JAXAが会見（2020年2月20日）」に対応しております。 　　　　　◇　　　　　◇

現状の機体の状態は？

司会：それでは質疑応答に移りたいと思いますが、本日このあと3時ごろまで質疑応答の時間取りまして、そのあとぶら下がりで行いますが、細田が15時半、3時半ぐらいに退席いたしますのでご了承ください。それでは質疑応答に移りたいと思います。ご質問のある方、挙手の上、ご所属、お名前、そして誰宛ての質問かをおっしゃってから質問してください。では前から2番目の方。 共同通信：共同通信の【矢野　00:16:05】です。2点お願いします。まず細田さんにお伺いしたいんですが、今説明を伺った限り極めて順調なようにも受け止めたんですが、現状の機体の状態についてあらためて所感を伺えたら幸いです。 細田：イオンエンジンについてですか。 共同通信：機体が、運航自体が順調であるという理解でよろしいんでしょうか。 細田：はい。イオンエンジンは、噴きすぎても駄目で、足らなくても駄目で、計画通りに噴かないといけないんですけれども、こちらについてちゃんと行えているということで、非常に順調に運転をしています。 共同通信：あと吉川さんか久保田さんにお伺いしたいんですが、具体的な帰還日というのはどの辺りのタイミングでこれは見えてくるようなものなんでしょうか。 久保田：今12月末というふうに言って、11月、12月と言っていますけども、やはりイオンエンジンの第2期が終わるところでまずある程度は見えてくるかなと思いますけど、ちょっとその辺はまだ、軌道次第なので分からないところですけども、イオンエンジンは今日お話のあったとおりすこぶる順調、良好で、探査機もすこぶる順調で動いております。 共同通信：ありがとうございます。 司会：それでは次の質問がある方。右側の前から2番目の方。