「焚き火検定」に挑戦しました。火起こしの基礎を学び趣味を深める
焚き火をする前に、知っておきたいこと
会場には、人数分の焚き火台が準備してあり好きなものを選ぶことができます。 焚き火台は、料理に向いているもの、長時間の焚き火に向いているもの、煙が出にくいものなど千差万別。説明を聞いて、これから焚き火台を買う際の参考になります。 焚き火に必須の焚き火シートについても、地面への影響を最低限に抑えるという視点で、猪野さんのおすすめアイテムの話がありました。 ここで、猪野さんより、道具だけでなく焚き火を安全に楽しむための注意点も。その中で一番印象に残っているのは、風速5mを超える風の強い日には焚き火を控えること。数字での判断基準があるのは非常にわかりやすく参考になりました。 楽しいだけでなく、一歩間違えば、山火事の原因となる可能性もあるのが焚き火です。帰り道に、早速猪野さんおすすめの火消し用のアイテムをポチった参加者は、私だけじゃないはず……!
薪割り講習 焚き火に欠かせない工程を学ぶ
薪(まき)割りでは、猪野さんのお手本からスタートです。丸太を一撃で割る瞬間は、爽快そのもの! 実践では広葉樹よりも割れやすい針葉樹で練習をしていきます。斧(おの)の安全な持ち方からはじまり、体に負担が少なく薪が割れやすい振り落としフォーム、割れやすい丸太の置き方を学びました。 グループに分かれ順番に実践していきます。ほぼ全員はじめましてですが、自然と「おおーー!」「がんばれ! もういっちょ!」など歓声があがり、終始和やかな雰囲気。もちろん私も挑戦しましたがこれがなかなか割れない……。斧も重たくてこれは筋肉痛確定なんて思いながらも何度か挑戦し、ようやく割れた瞬間には心地よい達成感がありました。いい運動だ! 次は、薪をさらに細かくするために、バトニングという工程にはいります。斧で割った薪をナイフでさらに細かく裂き、火がつきやすいように準備する技法で、焚き火に欠かせない工程です。 ここでは、猪野さんおすすめのナイフと、安全にナイフを取り扱うための正しい体の向きを教わりました。つい椅子に座りながら、足を開いて正面で作業しがちですがじつはそれはとても危険。こうした細かな注意点が焚き火での安全につながるのです。