中日・山井大介コーチ、恒例の気仙沼で児童養護施設訪問 来年6月の宮城での楽天戦への招待を約束「優勝争いとかいい形で迎えたい」
中日・山井大介投手コーチ(46)が1日、宮城県気仙沼市の児童養護施設「旭が丘学園」を訪れ、寄付金とゲームソフトなどのクリスマスプレゼントを贈った。その後、園児約50人らと園庭などで触れ合うと、来年6月11、12日と楽天モバイルパーク宮城で開催される楽天―中日戦に招待することを約束。さらにチームが好成績でその日を迎えることを誓った。 2013年に達成したノーヒットノーランの記念グッズの収益金をもとに、同年12月から始めた東日本大震災の被災地訪問は今年で11回目。コロナ禍だった20年以外は訪問してきたが、今回は大きな変化があった。山井コーチとキャッチボールをするためにグラブを購入したという小学1年生など、野球に興味を持つ園児が増加。初めてミニゲームが実施された。
「野球に興味を持ってくれるのはうれしい」と話した同コーチは、園児らに楽天戦での招待を告げると「ドラゴンズのことをいつもチェックしてほしい」とリクエスト。「チームの成績が悪いと興味を持ってもらえない。優勝争いとか、いい形で楽天戦を迎えたい」。1軍担当になる来季は、コーチとしてチームを浮上を狙っていく。 今回は21年の現役引退後も訪問を続ける山井コーチの活動に共感した医療機器メーカー「サンメディカル」が活動資金を支援してくれたという。1泊2日の今回も初日夕方と2日目午後に野球教室を実施するハードスケジュールながら「これからも続けたい」と話す同コーチは現役時代、園児らに自身の活躍を誓った。今度は違う目的で1年後の再会を目指す。
中日スポーツ