センバツ交流試合 加藤学園は鹿児島城西 8月12日第2試合 /静岡
8月10日に阪神甲子園球場で開幕する2020年甲子園高校野球交流試合(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の組み合わせ抽選が8日、オンラインで行われた。今春の「センバツ」への初出場が決まっていた加藤学園(沼津市)は、大会第3日(8月12日)の第2試合(午後0時40分開始予定)に登場。鹿児島城西(鹿児島)と戦う。春夏を通じて初めて甲子園の土を踏むチーム同士の対戦となる。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 くじを引いた勝又友則主将(3年)は対戦相手が決まり、「甲子園で野球ができることが幸せ。支えてくれた方々に校歌を歌って恩返ししたい」と決意を新たにした。鹿児島城西について「投打ともにレベルの高いよいチーム」と分析し、総合力の高さを警戒した。 チームは6月に全体練習が再開されて以降、全員が全力で野球をできる喜びをかみしめて、トレーニングを続けてきた。勝又主将は「3年間、積み重ねてきた全員野球をぶつけたい」と意気込んだ。 米山学監督(42)も報道陣の取材に「せっかく(甲子園でプレーできる)チャンスを頂いた。選手は仲間のために好きな野球を思い切りやってほしい」と期待した。【深野麟之介】 ……………………………………………………………………………………………………… ◆対戦相手 ◇鹿児島城西 今春の第92回選抜高校野球大会は春夏を通じて甲子園初出場の機会となるはずだったが、中止となった。チームはプロ野球の元スター選手で就任3年目の佐々木誠監督(54)が率いる。1984年に南海(のちにダイエー、現ソフトバンク)に入団。西武、阪神でも活躍し、首位打者を1度、盗塁王を2度、獲得した。引退後は社会人野球のNTT西日本などで監督を務めた。プロの世界を知り尽くした指導者は2018年1月の就任以降、部員に対して「自ら楽しむこと」の大切さを伝え続けている。