【競泳内定者一覧】瀬戸、大橋、池江ら19人がパリ五輪へ 33歳鈴木聡美は平泳ぎで2種目、10代の選手も台頭
◇競泳・国際大会代表選手選考会最終日(24日、東京アクアティクスセンター) 競泳の代表選手選考会は最終日を迎え、今大会でパリ五輪の個人種目の代表に19人が内定を手にしました。 【画像】瀬戸大也「まだまだ最前線で」「夏は任せてください!」ラストチャンスの200m個メでパリ五輪切符つかむ 実績ある選手たちでは、29歳の瀬戸大也選手や28歳の大橋悠依選手が200m個人メドレーで内定。瀬戸選手は本命種目と目された400m個人メドレーや200mバラフライで代表を逃しますが、東京五輪で0.05秒差の4位で終わった200m個人メドレーで、パリへの切符をつかみました。瀬戸選手が内定を逃した400m個人メドレーでは18歳の松下知之選手が優勝し、代表の座をつかんでいます。 一方、東京五輪で個人メドレー2冠を達成した大橋悠依選手は、最終日の200m個人メドレーで大学生の松本信歩選手とともにパリへの切符を獲得。400m個人メドレーは17歳の成田実生選手や20歳の谷川亜華葉選手と若き選手たちがつかみました。 一方、5大会連続で五輪出場を目指した34歳の入江陵介選手は背泳ぎ2種目でパリ五輪派遣標準記録を突破できず。200m背泳ぎで19歳の竹原秀一選手が代表の座をつかみました。 また池江璃花子選手は100mバタフライで2位に入り、優勝した17歳・平井瑞希選手とともに内定。池江選手はこの種目で白血病の病気から復帰後の自己ベストを予選、準決勝と更新しました。 また30代で唯一、代表内定となったのは鈴木聡美選手。33歳のベテランは、100メートル平泳ぎと200メートル平泳ぎの2種目で、リオデジャネイロ大会以来2大会ぶり3度目となる代表権を獲得。また五輪種目でない50m平泳ぎと合わせて大会3冠を達成しました。 個人種目内定19人のうち、10代の選手は竹原選手、松下選手、成田選手、平井選手、三井愛梨選手の5人。東京五輪の3人(2021年4月10日の代表選手団発表時点の個人内定者)を超え、新たな競泳日本代表チームでパリ五輪に挑みます。 なお、リレーメンバーは後日発表される予定。 【各種目の内定者】 〈男子〉 ▽200m自由形 松元克央 ▽200m背泳ぎ 竹原秀一 ▽200m平泳ぎ 渡辺一平、花車優 ▽100mバタフライ 松元克央、水沼尚輝 ▽200mバタフライ 寺門弦輝、本多灯 ▽200m個人メドレー 瀬戸大也 ▽400m個人メドレー 松下知之 〈女子〉 ▽100m平泳ぎ 鈴木聡美、青木玲緒樹 ▽200m平泳ぎ 鈴木聡美 ▽100mバタフライ 平井瑞希、池江璃花子 ▽200mバタフライ 三井愛梨、牧野紘子 ▽200m個人メドレー 大橋悠依、松本信歩 ▽400m個人メドレー 成田実生、谷川亜華葉