大学受験の英語外部検定試験利用入試とは? 利用パターンや受験する上での注意点も解説!
英語外部検定試験利用入試を受験する上での注意点
外検入試には、的確に利用することで多くのメリットがありますが、いくつか注意点もあります。最悪の場合、「受験しようと思った大学の外検入試に出願できない」というケースもあります。しっかりと確認するようにしてください。 使える外検・スコアを確認しよう 前述のとおり、利用できる外検は大学や入試方式によって異なります。事前に志望大学や学部の入試情報を確認しましょう。高いスコアを獲得するためには、検定試験に向けた入念な対策が必要になります。また、大学の受験日程や入試方式も異なるため、高校1年生・2年生の早い段階から準備を進めることが、志望校合格への近道になります。 また、スコアに関してもどれくらい必要なのかを、入試方式の検索サイトなどで確認しましょう。確認ができたら、大学のHPで他科目も含めて詳細を確認し、何月までに目標スコアを取るのか戦略や計画を練りましょう。 有効期限を確認しよう 外検入試では、大学側で独自に有効期限を定めている場合があります。有効期限は大学によって異なるため、しっかり確認し、有効期限切れが起こらないように注意しましょう。仮に有効期限が切れてしまった場合には、もう一度受験し、スコアを取り直す必要があります。 例としてご紹介した法政大学の有効期限の扱いについては下記のとおりです。高校1年生の2月以降に受験した外検が有効となっています。 「いずれも2022年2月以降に受験したもの(実用英語技能検定は2021年度第3回以降のもの)に限り有効とします。※出典: 法政大学」 受験戦略をしっかり練ろう 外検入試は事前にスコアを取っておくことで、「一般選抜試験で英語の得点を確定させる」「英語の一般選抜を受験しなくてもよい」ということができるため、入試本番までに英語以外の教科に時間を使えることが最大のメリットです。 ただし、外検入試ではない通常の入試も受験する場合には、結局、英語の対策が必要になり、恩恵が少なくなるケースがあります。残りの受験日数によっては、英検の対策に時間が取られてしまい、一般入試のリーディング対策が不十分になる場合もあります。しっかりと第一志望校と併願校の受験情報を確認し、外検入試を使うのか否か、いつまでに外検のスコアを取るのかなどの戦略・計画を練りましょう。
まとめ|うまく使って受験を有利に!
今回は外検入試についてご紹介しました。今年から外検入試を採用する大学もあるため、最新の入試情報を収集することが重要です。自分ですべて調べようとすると時間がかかってしまうので、ご家族や先生に相談してみるのもよいでしょう。特に最新の受験情報に詳しい塾・予備校の講師なら、学習計画もあわせて練ってくれるため、強い味方になるはずです。 ※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
鈴木優志