大学受験の英語外部検定試験利用入試とは? 利用パターンや受験する上での注意点も解説!
どの英語外部検定試験を受験するべき?
どの外検を使用できるかは、大学や入試方式によって異なります。最も多く採用されているのは英検(実用英語技能検定)®です。旺文社教育情報センターによると、2024年の入試では、一般選抜の英検採用率が98%、総合型選抜・学校推薦型選抜では99%と、最も高い採用率となっています。 ※出典: 旺文社教育情報センター ただし、英検を採用していない選抜入試もあるため注意が必要です。例えば、上智大学では「TEAPスコア利用方式」を実施しており、こちらの方式では英検は利用できず、TEAPの受験が必要になります。志望大学や学部が英検を使えるのか、使えない場合はどの外検を使うのか、しっかりと事前に確認するようにしましょう。
英検CSEスコアはどれくらいとればよい?
多くの大学で採用されている英検ですが、実際どれくらいの級・スコアを取ればよいのでしょうか? 受験で使えるラインとなると、英検2級合格(英検CSEスコア1,980点)以上を目指すとよいでしょう。2級以上を取っておくと、日東駒専やGMARCHなどの難関大学で使うことができます。 法政大学の一部学部の外検入試では、英検2級以上に合格していると出願することができます。出願資格となっているため、英検CSEスコアは合否判定には使用されません。受験する1科目の点数によって合否判定が行われます。そのため、国語や数学が得意な受験生にとっては有利に受験できる入試となっています。 日本大学経済学部のA個別方式では、英検2級以上に合格していると、英語の点数に換算することができます。英検2級の合格ラインである1,980点以上のスコアの場合、8割換算することができます。一発勝負である試験で事前に点数が確定していると、安心して他の教科の対策に時間を使うことができます。 このように英検2級以上のスコアを所持していると、難関大学の入試を有利に進めることができます。もちろん準1級や1級に合格していればより多くの入試に出願でき、また換算される得点が高くなる場合もあります。