「救急病院で6時間待ち...」40代で海外移住して気づいた「日本のスゴイところ」
当時小学生の息子と2人で日本からカナダのバンクーバー地域へ親子で移住して1年半が経過。カナダの生活もとても気に入っていますが、先日「日本ってやっぱりスゴイ!」と思ったことがありました。そんな体験と日本の魅力を紹介します。 【写真で解説】【ネイティブが使う英語】教科書で見た「How are you?」の返答「I'm fine, thank you. And you?」は海外生活1年半で一度も聞いたことがない!では、なんと言う?
カナダの救急病院で6時間待ち! 診察が終わるまで7時間……
先日、滅多に病気をしない息子が学校を早退したいくらいお腹が痛くなるということがありました。ちょうどその前日に野球をしていて野球の硬式ボールが急所に当たっていたので、万が一があったら心配だと思い、学校を早退したその足で病院に行くことにしました。 訪れたのは救急病院。 なぜならば、カナダで病院に行きたい場合、ファミリードクターと呼ばれる“かかりつけ医”に行くことになっています。ですが、カナダに渡航して日の浅い私たち親子には、ファミリードクターがいません。ファミリードクターがいない場合は、ウォークインクリニックと呼ばれるクリニックに行くこともできるのですが、予約なしで当日突然に行けるところを見つけることができていませんでした。 またファミリードクターやウォークインクリニックに行けたとしても、症状によってはそこから専門医の紹介をされ、またさらに待たなければなりません。 こんな状態だったので、行けるのは24時間開いている救急病院だけだったのです。 救急病院では、最初の「トリアージ」という受付で、熱や血圧、心拍数などを測って状態の確認をされます。その結果をもとに優先順位の高い人から、更なる検査や診察に呼ばれていきます。 結果から言うと、途中で血液検査や尿検査もしましたが、息子の場合はそこまで緊急性が高くないという判断をされたようで(大事に至っていなかったことは安心)、なかなか呼ばれず、私たちよりあとに来た優先順位の高い人よりも後回しに。病院に到着してから出るまで、トータルで7時間! ずっと待つしかありませんでした。 今回は野球のボールが急所に当たるという、場合によっては大きな問題になり得る状況だったので、救急病院に足を運びましたが、ちょっとくらいの熱や風邪くらいでは、「行かずに市販薬でも飲んで寝るか……」と思ってしまいます。