私が腰痛・坐骨神経痛を自分で完全克服した方法【川口陽海の腰痛改善教室】
体幹インナーマッスルトレーニングで劇的に改善
腰痛の原因は背骨ではないとわかり、心も楽になって症状としては軽くなっていったものの、まだまだ痛みは残っていました。 年齢的には36歳くらいでしたが、18歳で発症していますから、その時点で人生の半分くらいは腰痛・坐骨神経痛と闘っていたわけです。 そんな時に、その当時はスポーツトレーナーとしても活動していたのですが、知り合いのトレーナーから新しいトレーニング器具の講習会に誘われ、参加したところで出会ったのが体幹インナーマッスルトレーニングでした。 今から16~17年前は、ちょうどインナーマッスルという言葉が出はじめた頃で、言葉だけは知っていたけれどどういうものかはよくわかっていませんでした。 しかし、そのトレーニングの効果は劇的でした。 その講習会で教わったトレーニングをおこなったところ、わずか1週間ほどで腰や脚の痛みが激減したのです! 数字的に言うと、それまでの日常的な痛みが10段階で7~8くらいだったところ、2以下になったくらいです。 その頃は、例えばスーパーでレジ待ちをしますよね? ほんの30~60秒くらいだと思いますが、それくらい立ち止まっているだけでも腰が重苦しくなってくるようなことがよくありました。 それが全くない! お腹に力を入れて立っていると全く痛くないんです! この感動は本当に腰が痛い人じゃないとわからないかもしれませんが、本当に涙が出るくらい嬉しく、感動的でした。 『自分はここ(インナーマッスル)が弱かったからこんなに腰が痛かったんだ!』と理解できたこと、対処法がわかったことが本当に嬉しかったのです。 ようするに、ごく単純に『腰を支える力が弱かったから腰(の筋肉)に負担がかかって痛かった』ということだったのです。 弱い筋肉はいくらほぐしても強くなりません。トレーニングして回復強化することが絶対に必要なのです。 そしてそのインナーマッスルトレーニングを、仕事として治療にも取り入れたところ、腰痛の患者さん達にも大いに効果がありました。 本連載でもご紹介しているインナーマッスルトレーニングは、そのような経験やさまざまなエビデンスにもとづいているものです。