小池都知事が定例会見4月28日(全文1)路上のみ絶対やめていただきたい
路上飲みの見回りと声掛けを強化
都といたしましても、街頭で若者の声を聞きながら人流の抑制につなげていきたいということで、直接若い方々にどういう思いでおられるのか、こういった調査もいたしております。大学におきましても、若者の感染拡大を防止するということ、そこの観点から感染リスクの高いクラブ活動やサークル活動など、自粛をお願いいたしております。ちょうどきのう、大学懇談会がございました。オンラインで東京の、もう多数あります大学の総長、学長をはじめとする方々とのやりとりをいたしました。その際にオンラインの講義も積極的に行っていただくこと、それから若者、学生さんたちが、この感染拡大の防止のためにもクラブでの活動や、また何よりも最近、問題になっております路上飲みなどをやめていただくようにも直接私からお願いをいたしました。 この路上飲みですけれども、絶対にやめていただきたい。「富岳」の分析、先日も前回もお見せしたかと思いますけれども、このオープンエアーだから大丈夫だろうという中で、路上飲みをしている間に、だんだん声が大きくなって飛沫が飛ぶということ。これは河原でのバーベキューなどでも言えることでありますけれども、これはコロナは場所を選ばないんですね。屋外でも感染リスクがあるということを申し上げておきます。 そして、この路上飲みにつきましては警察、都と連携しまして、警察と都が連携しまして、主な繁華街などを中心に見回りと声掛けを強化してまいります。今も申し上げました、バーベキュー、それからキャンプなどの野外レジャー、ホームパーティー、レンタルスペースでの飲み会なども、ぜひこういったことについて、感染拡大につながるということを考えながらぜひともお控えいただきたい。
断腸の思いならぬ断酒の思いで
で、飲食店に最近は店からお酒は出さないけども、自分で持ってきた、いいだろうっていうような方が出ているという話を聞きますけれども、これも趣旨は感染は拡大はさせないために大声で、飛沫が飛ばないようにということで、もう本当に、あの、断腸の思いならぬ断酒の思いで、お酒は控えてくださいということをお願いしているわけでございますので、これもおやめいただきたいと思います。 そして事業者の皆さま、企業など、従業員の皆さま、この間はゴールデンウィークではありますけれども、出勤抑制のご協力をあらためてお願いしておきます。ゴールデンウィーク期間中の飛び飛びの日がございますが、30日とかの金曜日とか、5月の6、7辺り、この辺りも連続休暇にするような対応でお願いをいたします。テレワーク、時差出勤、これらを駆使していただいて、出勤者、最大で、3割にする、逆に言えば7割がテレワークなどで出勤を控えるということで、これについても経営者のトップ、財界の皆さまには直接、私自身、オンラインではございますが、お願いをしているところでございます。ぜひよろしくお願いいたします。 それから会社が休業となるこのゴールデンウィークの期間中に、テレワークをさらに充実させていくために導入ノウハウをコンパクトに学べるオンライン講座、これは経営者向けです。これを行います。東京テレワーク推進センターで集中的に開催いたしますので、こちらのほうをご視聴いただいて、テレワークのポイント、どのような形にしていくのか、労務、その他いろいろとこの間にあらためてテレワークを導入する経営ノウハウとしての学びをぜひお願い申し上げます。 それから休業、営業時間の短縮など、お願いをいたしております、事業者の皆さま、本当にありがとうございます。大変強い措置となってご負担をお掛けいたしまして、誠に心苦しいところでございますが、人の流れ、人流を徹底的に抑制するという趣旨をご理解いただきたいと存じます。 そしてもうすでにご理解いただいている皆さま方のご協力には心から感謝を申し上げます。また該当の看板、ネオン、イルミネーションなどの消灯、明かりを消すことについて、冒頭申し上げましたように多くの事業者の皆さまにご協力をいただいております。感謝を申し上げたく存じます。 で、8時以降、街灯を除いて全ての明かりをここで消す、これは心理的な話、そしてまたある意味の共通の意識を有するということにもつながります。早めの帰宅を促すということで、さらに徹底したご協力をお願い申し上げます。