会見した小池都知事

　東京都の小池百合子は28日、ゴールデンウィークに入る前に通常は金曜日に開かれる定例記者会見を実施した。会見で、小池知事は人と人の接触を減らすことが必要だと打った「ステイホーム」を呼び掛けた。また、「路上飲みは、絶対にやめていただきたい」と強く訴える場面があった。小池知事は「コロナは場所を選ばない。屋外でも感染リスクがある。路上飲みについては、警察と都が連携して、主な繁華街などを中心に見回りと声掛けを強化する」と述べた。 【動画】小池都知事がGW前に会見「東京から出ないで、来ないで」

路上飲みでも「飛沫は飛ぶ」

　会見で小池知事は、「オープンエアー（野外）だから大丈夫だろう、という中で、路上飲みをしている間にだんだん声が大きくなって飛沫が飛ぶ」と説明。路上飲みと同様の趣旨から「バーベキュー、キャンプなど野外レジャー、ホームパーティー、レンタルスペースでの飲み会なども、是非とも、感染拡大につながるということも考えながらお控えいただきたい」と呼び掛けた。酒類を提供しない飲食店に客が酒を持ち込む行為も問題視した。 　GWに向けては「あすからの1週間。大事な1週間。コロナとの戦いのターニングポイントにしたい」と述べ、「どうぞおうちにいてください。東京にいてください」と都民にあらためてステイホームを訴えた。