小池都知事が定例会見4月28日(全文2完)GW次第で悪夢のシナリオに
東京都の小池百合子知事は28日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事がGW前に会見「東京から出ないで、来ないで」(2021年4月28日)」に対応しております。 【動画】小池都知事がGW前に会見「東京から出ないで、来ないで」(2021年4月28日) ◇ ◇
人流を抑制するために何が必要か
東京新聞:東京新聞、松尾と申します。お願いします。知事に人流の抑制に関しまして、お尋ねできればと思います。先ほどもお話がありましたとおり、東京都として鋭意、人流抑制のための呼び掛けをされていることと思います。一方で、なかなか思うように人流が減っていない、そういった現状もあることだと思います。先ほどのモニタリング会議の席上で、テリー伊藤さんからメリットといった観点も考えるべきではないか、そういったお話もありました。あらためて人流を抑制するために何が必要とお感じなのか。また国として施策や法制度の強化が必要であるとお感じなのか、その辺り、ご所見をお聞かせください。 小池:最大のメリットは、例えば若い方々がいつものように外に繰り出して、路上飲みも含めて、これを抑えていただくということは、まずご自身がかからないという最大のメリットがあると思います。ご家族に移さないというメリットもあると思います。友達に移さないというメリットもあろうと思います。やはり病気といいましょうか、このウイルスにかかることによるさまざまな、無症状の方もいらっしゃいますけれども、やはりこれまでもいろんな実際にかかった方々のお話を聞きますと、やはり倦怠感や味覚、嗅覚を失ったりという。
さらなる法制度の強化は必要か
で、皆さん、おっしゃるのは、自分がかかるとは思わなかったっていうのを必ずおっしゃるわけですね。そういったことから、またこの間に、抑えていくことがこれからの社会の活動を自由にしていくためには必要な時期なんだということを、皆さんと意識共有したい。そのために、私は別に電気を消すのが好きなわけではありません。やっぱり東京として、街はいつも活発な街にしていきたいという思いでやってきているわけですけど、この間はまたゴールデンウィークという特異な期間こそ、ここで皆さんと感染の拡大を締めていきたいというその思い、そこに尽きるわけでございます。ぜひ若い方々にも、今回のコンテンツなどもいろいろ工夫してあります。また今、おうちでさまざまなジムのような、体操っていったら古いんですかね、そういうコンテンツなども多々ありますので、この間はぜひ皆さんとコロナを抑える期間だということを何度も何度も申し上げてて、もう聞き飽きたのかもしれませんが、それ以上でも以下でもございませんので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 東京新聞:1点だけ、すいません、確認で。昨年来、感染症法や特措法の改正が行われてきましたが、人流の抑制などを考えた場合に、自治体の長としてさらなる法制度の強化など必要とお感じでしょうか。 小池:今はやはりワクチンをどうやって、このゲームチェンジャーであるワクチンをいかに国として確保していただいて、で、それをいかにスムーズに皆さんに接種をしていただくかということじゃないと、私も国会の仕組みは存じ上げていますので、またこれに対してどのような議論を野党、与野党で議論してということになりますと、それよりもワクチンの接種をスムーズにするほうがより現実的だと思います。 よって今、もう区市町村の自治体の皆さんは、ワクチンが来るのを今か今かと待っておられますので、とにかく確保の上、スムーズな摂取ができるように都としても後押しをしていきたいと考えております。国のほうでも、いろいろと取り組みを進められますので、それも大いに期待をしているところでございます。 東京新聞:ありがとうございます。