小池都知事が定例会見4月28日(全文1)路上のみ絶対やめていただきたい
東京都の小池百合子知事は28日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事がGW前に会見「東京から出ないで、来ないで」(2021年4月28日)」に対応しております。 【動画】小池都知事がGW前に会見「東京から出ないで、来ないで」(2021年4月28日) ◇ ◇
変異株の割合が6割近くまで上昇
日刊工業新聞:では小池知事の定例会見を始めます。知事、よろしくお願いします。 小池:あすからゴールデンウィークということもございまして、毎週金曜日の定例記者会見、そして先ほど終わりましたモニタリング会議、このご報告、まとめて行いたいと存じます。まず4月25日から東京都は緊急事態宣言下に入っております。都民・事業者の皆さま方にはあらためて外出の自粛、施設の休業要請など、多大なるご協力をいただいております。感謝を申し上げたいと存じます。大きなビジョンであるとか、それからアーケードのライトなど、夜の8時に消していただくなど、もうすでに皆さま方、いろいろとご協力をいただいております。後ほど鉄道事業者の皆さま方のご協力も含めてお伝えをしていきたいと思います。 まず今日のモニタリング会議でございますが、感染状況、医療提供体制共に変わらず、最高レベルの赤がともっております。そして新規陽性者に占めますN501Y、変異株の割合でございますけれども、先週よりも高まりまして6割近くまで上昇しているということであります。また、賀来先生からもご報告をいただきました、先般、インドで増加をしております新たな変異株についても都内で確認されたわけでございます。
残念ながら今年のGWもステイホームで
緊急事態宣言後、もうすでに25、26、27、28、4日経過しているわけでございますけれども、先ほど西田先生、いつも人流の分析をされる先生、こちらからもご報告ありました。実際に私自身が目視でずっと見ておりましても、繁華街をはじめとする都内の人流がまだ十分に抑えられているとは言えない。そして夜間の滞留人口についても、依然として高い水準での推移となっているのが現状でございます。このままの状況がずっと続きますと、ゴールデンウィークの期間を過ぎてもなお、感染者数の増加が続くことになります。そしてそのことが結局、感染爆発という、そのタイミングを迎えるかもしれないという心配がございます。こうした事態をなんとしてでも回避をする。そして感染拡大を徹底して抑え込むために、ここで一気に人と人との接触、人の流れ、これを抑えていくということが不可欠でございます。 あすからいよいよゴールデンウィークであります。皆さま方には、昨年もお願いをいたしましたが、残念ながらこのゴールデンウィークでもステイホームをよろしくということで、徹底しておうちでお過ごしをいただきたい。そしてゴールデンウィーク中の旅行、帰省、これにつきましても中止または延期でお願いをし、要は東京から出ないでください、東京にもいらっしゃらないでくださいということを申し上げているところでございます。 これは先ほど1都3県の知事の皆さんと共同メッセージを出す際にも、大野埼玉県知事もおっしゃっていました。自分がステイホームすることが守ることなんだと。守ることが最大の、防御こそが一番ポイントなんだということをおっしゃっておられたわけでございます。自分を守るため、家族を守るため、大切な人を守るためということで、昨年のゴールデンウィーク、自分は何をしたかな、うちで何をしたかな、もう一度思い出しながら、この大切な期間をステイホームでお願いを申し上げます。 今、特に若い方の人流が抑えられていない点が懸念のポイントであります。変異株というのは若者でも重症化するということ。今日も、専門家の先生方もこの点、ご報告がございました。これも、自分は若いから大丈夫というだけではございません。ぜひ自分自身が動くことによってどういう影響があるのかなという、そういう想像力も働かせていただいて、皆さんもおうちでの、若い皆さんもステイホーム。そこで新たにもう一度学んでみるとか、楽しんでみるとか、いろんなステイホームの仕方を見いだしていただきたい。