第1子妊娠中の“モテクリエイター”ゆうこす。出産後は、にぎやかな自宅で「チーム育児」を計画中。母になる今、 “モテ“の概念を語る
モテ=心身の健康!? 時代と経験の中で概念が変わった。今語る“モテクリエイター”とは?
――ゆうこすさんは、2016年から“モテクリエイター”という唯一無二の肩書きでSNSでの発信を始めて以来、モテるための方法をメイクやファッションで表現してきました。時代の変化とともに妻となり、母となる今、“モテ”に対する考え方にも変化はありましたか? ゆうこす 私が発信を始めた8年前、私の中で今ほどフェミニズムが身近ではなかったですし、私の場合は地方出身で「女性は浮気されてもがまんするもの」といった男性優位が強い価値観のなかで育ってきた背景もありました。なので、「なぜみんな、男の人に弱く見せないんだろう?」「弱く見せるようなメイクをしたほうが勝ちじゃん!」って思って、“モテクリエイター”としての活動を始めました。 テレビなどのメディアではわかりやすさが大切にされることもあって「モテるためには、上目づかいで、こう!」とか言っていたのもあります。 でも、そこから会社を経営したりいろいろな人と会ってたくさんの経験をするなかで、価値観が変わり、自分にとっての“モテ”への概念も変わりました。今は「心身ともに健康であること」が人の魅力であり、ひいてはモテであると考えています。 体も心も健康な人は、自分のことも相手のことも大事にできる人だと思うんです。昔、自分が考えていたようなだれかれ構わず落とすようなモテとは少し違いますが、夫や子どもはもちろん、男女問わずいろいろな人に愛される、つまりモテる、健康な人になっていけたらなと思っていますね。 ――最近では、性教育やヘルスケアにまつわる発信もよくされています。 ゆうこす 私のYouTubeの視聴者は90%が女性なんです。なかでも同世代である20代後半から30代前半の女性が多いので、子宮頸がんワクチンや妊娠などをテーマにすると「その話聞きたかった~!」「私も今、妊娠中です!」といった声が多く寄せられます。 私自身、自分が妊活をして初めて「妊活しながら働くのって超大変だな」とわかりましたし、ママになって気づけること、やってみないとわからないことがこれからきっとたくさんあります。“ママとして”の視点がひとつ増えたことで、私だからこそ語れることってあるかな~、仕事の幅が広がってできることが増えたらいいな~って、これからが楽しみです。 お話・写真提供/ゆうこす(菅本裕子)さん 取材・文/盛山円香(都恋堂)、たまひよONLINE編集部 30歳の節目として挑んだ写真集撮影後に、念願の妊娠がかなったゆうこすさん。産後は、きょうだいや友人を巻き込んだチームでの育児を考えているそうです。また、経験や時代の変化とともに価値観が変わり、今ではモテ=心身の健康だと考えているのだそう。これからの“ママとして”の視点をもったゆうこすさんの発信も楽しみです。
ゆうこす(菅本裕子)さん
PROFILE 1994年、福岡県生まれ。アイドルグループを脱退後ニート生活を送るも、自己プロデュースを開始し、「モテクリエイター」という新しい肩書で株式会社KOSを起業。現在はタレント、モデル、SNS アドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。InstagramやYouTubeチャンネルで紹介するコスメなどが完売するなどの影響力を持ち、SNSフォロワーは200万人以上。 ●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。 ●記事の内容は2024年12月の情報で、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部