合格祈願は実家の寺で!? 大正大学の学生にランパンプスがインタビュー!
伊東:今、考えると天邪鬼だったのかもしれません。だから総合型選抜で入ったんです。 小林:どういう内容なの? 伊東:オンラインの受験と、大正大学での受験が選択できるんですが、私は現地での受験をしました。仏教学コースの先生が講義をしてくれるんですが、仏教学コースは普通のおうちの方がたくさんいらっしゃるので、そういう人にも理解できるように専門用語を易しく言い換えて講義してくれるんです。講義が終わったらリアクションペーパーを書いて、提出した後、面接をしました。 小林:一般の人よりも、小さい時から仏教に触れる機会が多いと思うんだけど、「それ知ってるし」って感じになるの? 伊東:いえいえ、知らないことが出たんです。私が受けた時の講義は「お経をインドの言葉から中国語に訳す方法」でした(笑)。
小林:仏教学だからか! サンスクリットとか? 伊東:サンスクリットから漢字にどうやって訳されてるかという講義でした。本当に全然知らなかった(笑)。 小林:受験勉強はしたんですか? 伊東:釣賀さんと似ているんですが、私も市内で2番手の学校に行っていたんです。最終学歴って普通は大学じゃないですか? でも、僧侶の場合は、多くの方が最終学歴が大正大学になるので「最終学歴は高校」みたいなところがあるんです。だから受験勉強もしっかりしていましたね。 寺内:大正大学は確定だから、その1コ手前で測られるんだ(笑)。 小林:てことは中学校から大正大学に決めてたってこと?
伊東:いえ、親は「興味が持てることをやりなさい」という感じで、この道に来ることを強制しませんでした。なので、いずれはお寺を継ぐ気持ちはありましたけど、最初は国公立を目指して勉強していたんです。ただ「大正大学に行け」とずっと言っていた祖母が受験前に亡くなってしまい、亡くなる直前もずっと大正大学に行けと言っていたので、遺言ではないですけど、それが決め手になりましたね。 寺内:でも進学校だから周りは国公立に向けて勉強しているんでしょ? 伊東:結構茶化されるんですよ(笑)。「お寺はいいよな。何もしなくても入れるんだから」って。それもちょっと気に食わなくて、宗門子弟を選ばなかったのもありますね。