ロイター通信スタッフが死亡 露がウクライナのホテル爆撃
クラマトルスク、ウクライナ、8月26日 (AP) ― ロシア軍は8月24日夜、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクのホテルをミサイルで攻撃、英国人1人が死亡した。 ミサイル直撃で英国人のほか、ウクライナ人と米国人の複数ジャーナリストが負傷した。 ホテルのほかに、付近の雑居ビルが被弾し、救助隊ががれきの撤去作業を続けている。 死亡したのは、取材先でロイター通信スタッフの安全管理を担当していたライアン・エバンス氏(38)で、ロシア軍のミサイルがクラマトルスクのホテル「サファイア」を直撃した際、6人のロイター取材班とともに同ホテルに滞在していた。 この攻撃でロイターのジャーナリスト2人が負傷して、病院に搬送された。 地元当局によると、ホテルを直撃したのはロシア軍のイスカンデル弾道ミサイルで、記者らは爆風による負傷、脳震盪、切り傷を負ったという。 現場にいたAP通信の記者らは、ホテルは「がれき」と化し、攻撃の数時間後には重機が投入され、がれきの撤去作業が始まったと語った。 (日本語翻訳・編集 アフロ)