【京都市・二条城前】レストランとお宿を併設した生薬に癒されるカフェ「飲 京都小川生薬」
薬膳や発酵、麹に特化したカフェやレストランが増えてきました。心とからだの癒しを求める人が増えているのでしょう。そんな中、京都に建物1棟丸ごとで生薬をアピールする、その名も「京都小川生薬」がオープン。生薬とは、植物、鉱物、動物を加工し、薬用に使用できるようにしたもの。漢方処方の元になるものです。さっそく1階のカフェを訪ねました。 【画像】「京都小川生薬」の写真をもっと見る! 場所は、二条城の東。京都市営地下鉄東西線二条城前駅、京都市バスの二条城前バス停から、東に徒歩約2分。看板に、飲・カフェ、食・レストラン、住・ヴィラとある3階建て建物です。 1階に入ると健康茶などの商品が並ぶコーナーが。カフェはその奥にありました。コロンと丸くて愛らしい椅子は、ドングリがモチーフなのだそう。ガラスの向こうには、ウラジロガシ、シマトネリコなどの木々が植えられており、漆喰の壁や木のテーブルなどと相まって、ナチュラルで心地よい雰囲気です。 生薬の魅力を余すことなく伝えたい 「生薬といっても何かわからないし、生薬を用いた健康茶と聞いても“苦そう”、“おいしくなさそう”というイメージを持つ方もいるかもしれません。ここでは、そんなイメージをくつがえす、生薬を使ったココロとカラダを癒すお茶とデザートを提供しています」。スタッフがていねいに説明してくれるので、初めてでも安心して注文できます。 カフェのメニューをご紹介しましょう。 「ペアリングセット」は、5種類のお茶とお茶菓子のセット。日本産有機桑の葉茶×有機ごぼうブラウニー、北海道産あずき茶×くろもじジェラート、北海道産有機ごぼう茶×有機どくだみナッツ、日本産烏龍茶×罪のないチーズケーキ、日本産しょうが緑茶×有機豆乳しょうがプリン。 ジェラートやケーキそれぞれに生薬が使われていますが、初めてでも食べやすいように工夫されていて、とてもおいしい。生薬の香りがするお菓子を口にして、生薬のお茶を合わせて飲む体験にドキドキ、ワクワク。口中に初めての感覚が広がります。キャラメリゼしてドクダミの粉末をまぶしたナッツはここでしか食べられません。香りが異なる生薬のお茶を次々に飲んでいると、からだが内からすうっとキレイになっていくよう。 「健康茶ジェラートセット」は、2種類のお茶とジェラート3種類のセット。「あっさり」と「パンチストロング」の2種類から選べます。「あっさり」セットは、お茶が、日本産有機桑の葉茶、北海道産あずき茶。ジェラートは、よもぎ、ルイボス、くろもじ。生薬のジェラートは6種類あり、全て自家製です。「パンチストロング」セットは、桑の葉、ごぼう、徳島産有機すだちを使ったクリームチーズルイボスのジェラートと、お茶が、日本産有機桑の葉茶、北海道産ごぼう茶。生薬入りのジェラートは、それぞれ独特の味わい。両方のセットで全部を味わってみたくなります。 「3種のわらび餅」は、京都らしい和のイメージのメニュー。黒糖を加えて仕上げたわらび餅に、有機桑の葉の粉末を加えた抹茶、あずき粉末、焙煎した玄米入りのとうもろこし粉末を自分でかけながら味わいます。豆乳ホイップが添えてあり、様々な味に舌鼓。より京都らしい「抹茶わらび餅」もあります。 セットだけでなく、ドリンクだけ、朝食のお茶漬けの注文もOKで、海外からの観光客もちらほら。生薬という新しいジャンルのカフェは、ぜひ体験しておきたいもの。