なぜ体操個人総合で橋本大輝は逆転で金メダルを手にすることができたのか…宿敵の中国選手が犯していた知られざるミス
畠田氏は、「橋本選手は、まだまだノビシロに期待でき十分に達成する可能性はある。ただ故障や怪我といった、今後、乗り越えていかねばならない壁は出てくるだろう。ROC、中国に強い選手が出現するかもしれない。そしてまた変更される可能性のあるルールにどう対応するか。連覇は簡単なものではないが、橋本選手には対応、修正能力があるので楽しみではある」という見解。 橋本も「5年前には、ここに立てるという気持ちもなかった。目標でなく夢。金メダルをとって今現実になったが、これからはディフェンディングチャンピオンとしてやっていかなくてはならない。変わらぬ努力で毎日頑張らないといけない」と気を引き締め、こう続けた。 「連覇?また3か月後に、世界選手権があるので、今の状態に満足せず、もっと高みを目指していきたいと思う」 3年後のパリが22歳で、7年後のロスで26歳。連覇どころか、内村が果たすことができなかった3連覇の可能性を十分に残す。体操界の新たなるキングが東京に誕生した。そして8月3日の種目別「鉄棒」で2つ目の金メダルを狙う。