辛い更年期障害で悩む人に食べてほしいもの 驚きの効果を医師が解説
更年期障害は、特に女性にとっては大きな問題の1つであるでしょう。症状が強く出てしまう人は、体調不良などに悩まされることも多くなるので、予防や改善につながる対策はできるだけ取っておきたいもの。そこで今回は、更年期障害の症状を軽減させる食材について、YouTubeチャンネルの登録者数が37万人を誇る、医師でヘルスコーチの石黒成治先生に教えてもらいました。 ◇ ◇ ◇
“更年期障害”は自然に治めることが大事
更年期障害は、卵巣の機能が急激に低下することによって起こります。50歳前後の女性がしばしば経験する、適用の過程で起こる症状です。 症状をすごく強く感じる人とそうでない人の個人差は結構ありますが、年齢によって起こるただの症状であって、病気ではないです。 ただ、急に顔が赤くなったり汗がバーッと出たりするホットフラッシュや、原因不明の体調不良などが起こったりするので、症状が激しい人にとっては1日でも早く治まってほしいものでしょう。 そういった方は婦人科を受診して薬をもらったりもしますが、ホルモンの変化を強引に処方で改善することは現実的には全く効果がありません。 もし効果が出たとしても、何らかのホルモン異常のツケを将来に回すことになるだけです。 何かの原因で崩れたホルモンバランスを無理やり修正しようとすると、その歪みが別の所に出て、将来何かを引き起こす可能性もあります。 そのため、いかに更年期障害を自然に治めていくかが非常に重要です。
韓国の味噌「テンジャン」で更年期症状が改善
韓国の伝統的な大豆の発酵食品で、韓国の味噌である「テンジャン」というものがあります。このテンジャンに更年期症状を改善する効果があると報告されています。 以前から、大豆の摂取が火照りや血管運動症状と言われるホットフラッシュを減少させるとの研究報告はありました。 日本や韓国、台湾、インドネシアなどのアジアの諸国は、大豆の摂取率が非常に高く、アメリカや欧米諸国に比べると4~9倍は摂っています。 更年期症状による火照りの発症率を見てみると、欧米人の女性は6~9割なのに対して、アジア人の女性は10~25%くらいとかなり低いです。これは恐らく大豆の影響だろうと言われています。 大豆ベースの食品は女性ホルモンの代替となる可能性があり、ホルモン用の活性と抗酸化活性があることで、そういった症状を抑えてくれると言われています。 大豆そのものには、イソフラボン、サポニン、フィチン酸、フィトステロールという植物性のステロールなどが豊富に含まれていて、体のダメージや体の症状の発症を防いでくれています。