湘南J1残留決定、札幌に引き分けて5連勝はのがす 田中聡は「勝って決めたかった」
◇明治安田J1リーグ第36節第1日 湘南1-1札幌(2024年11月9日 レモンガススタジアム平塚) 札幌と引き分けて、98年以来の5連勝は逃したが、J1残留を決めた。後半5分にMF田中聡(22)のシュートが相手に当たってコースが変わり、ゴール左に飛び込み先制、14分に追いつかれたが、札幌の攻撃を封じて逃げ切った。 田中は「相手に当たって入った。ラッキーゴール。シュートを打ったのが良かった。(鈴木)章斗からいい落としが来たので思い切って打った」と、先制点を振りかえる。今季5点目で、目標の3点は大きく上回ったが、「もっと決めたい」と貪欲だ。残留については「勝って決めたかった。監督は残留より上に行こうと言っている。残り試合に勝って一桁台の順位に乗せられれば」と、まだまだ上を目指す考えだ。 前半終了直前にポストに当たる惜しいシュートを放ったFW福田翔生(23)も、「入ったと思って喜ぶ準備した。一つ合うか合わないか、合わせるように次は決めたい」と、切り換える。 試合中に札幌のDF大崎玲央(33)と、激しくやり合って審判に注意される場面も。「いいバトルができて楽しかった。大崎さんとは、熱くなったが、試合後話した。グッドプレーだよ言ってくれたし、熱くなってすみませんでしたと謝った。試合は人生がかかっているんで仕方がないが、あとでケアをすれば大丈夫かなと。大崎さんはさすがだなと思った」さらに福田は後半39分にイエローカードを受けたが、主審が持っていたイエローカードが、審判手帳にくっついてしまい、はがすのを手伝った。「粘着力が強くて、自分がイエローカードをもらうのに、自分が出したみたい」と、珍体験にびっくりだった。