【ヤリスVSスイフト】取り回しの良いコンパクトカー徹底比較!あなたならどちらを選ぶ?
スズキ 5代目スイフトの特徴
5代目スイフトは、2024年1月に販売開始したばかりのモデルだ。「エネルギッシュ×軽やか・日常の移動を遊びに変える洗練されたスマートコンパクト」をコンセプトに、歴代スイフトの魅力であるデザインと走りに「クルマと日常を愉しめる」という新たな価値が加わったコンパクトカーだ。 5代目スイフトのボディ骨格には、高剛性と軽量化を両立したハーテクトという実績のあるプラットフォームを採用した。高い静粛性を可能にしたのは、ボディの結合部に減衰接着剤を塗布するとともに、バッフル材の追加やダッシュパネルの板を厚くしたことが要因だ。 5代目スイフトに搭載されているエンジンは高効率を実現している。シリンダーヘッドの改善や電動ウォーターポンプなど7つの大きな改良によるものだ。最高出力82ps、最大トルク108Nmを発生しながら、燃費性能はWLTCモードで24.5km/L(MZ 2WD CVT車)を達成した。グレード、22.0~25.4km/Lとなっている。 エントリーグレードのXGを除くグレードには、マイルドハイブリッドシステムを搭載している点も特徴だ。最高出力3.1ps、最大トルク60Nmを発生するモーター機能付発電機+リチウムイオンバッテリーを組み合わせたものである。 組み合わされるトランスミッションは、トルクコンバーターに低剛性化したダンパーを用いた高効率CVTだ。空走感を減らしつつ、高い静粛性能と燃費性能を実現している。トランスミッションはCVTに加えて、中間グレードのMXに5速MTを用意した。駆動方式は5速MT車が2WD(FF)のみだが、CVT車は全グレードで2WDと4WDを選ぶことができる。 5代目スイフトに採用されている運転支援システムは、単眼広角カメラと超音波センサーを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車に標準装備した。衝突被害軽減ブレーキは、右左折時の歩行者や自転車、右折時の自動二輪車も検知できるようになった。さらに、オプションでドライバーモニタニング機能も採用された。ナビゲーション横に設置されたカメラによってドライバーの顔を認知し、眼の開閉や顔の向きを読み取るのだ。ドライバーの居眠りや脇見を検知すると、室内ブザー音とメーター内表示でドライバーに注意喚起を行う。 コネクティッドサービスであるスズキコネクトは、24時間365日つながる安心のオペレーターサービスに加えて、スマートフォンによるクルマの操作や駐車位置の確認など便利な機能を提供する。5代目スイフトの車両本体価格は172万7000円~233万2000円となっている。