【MLB】佐々木朗希獲得に各球団〝大物OB〟出馬か ヤンキースは田中将大 Wソックスはあの人物!
ポスティングシステムでMLB入りを目指す佐々木朗希投手(23)への交渉が解禁され、獲得に乗り出すMLB球団のプレゼン攻勢が始まる。 これまでドジャースとパドレスが有力視されていたが、代理人のジョエル・ウルフ氏が「ロウキから地理的なことは聞いていない」「最近日本人選手を獲得していないチームにも前向きだ」「小中規模の市場球団が有利かもしれない」などと発言し、注目度の低いチームもが然、躍起にやっている。 言うまでもなくドジャースは大谷翔平、山本由伸を擁して世界一に輝いたとあってプレゼンのアピールポイントは盛りだくさん。昨オフは一足先に入団した大谷が、山本との交渉に助太刀。パドレスは尊敬するダルビッシュ有がおり、獲得のキーマンとして影響力ある存在だ。 ソトを逃して反撃したいヤンキースは少年時代に佐々木が憧れた田中将大が過去に在籍。「エンパイアスポーツメディア」は「ヤンキースはドジャースやパドレスに勝ちたいなら一致団結する必要がある。田中が同席すればプレゼンに同胞意識が加わり、パドレスのダルビッシュ、ドジャースの大谷、山本の存在に匹敵することになる」と交渉の場に田中を押した。昨年の山本との交渉では松井秀喜氏が登場して〝ビデオ勧誘〟している。 都市部以外の〝小中規模〟球団にもチャンスはあり、マリナーズはイチロー氏の存在がクローズアップされ、カブスは仲のいい今永、鈴木が交渉に一役買う可能性が十分にある。さらに獲得を表明している中には、今シーズン記録的な121敗を喫し、観客動員も苦戦しているホワイトソックスも…。低迷から浮上させるストーリーは夢があるが、地元メディア「SOX35TH」がキーマンに挙げたのはOBで2005年にはワールドシリーズ制覇に貢献した井口資仁氏だ。 2018年からは古巣のロッテ監督に就任。そして22年、入団3年目の佐々木がオリックス相手に完全試合を達成し、世界にその名をとどろかせた。佐々木にとって大恩人であり、佐々木のポテンシャルを見抜いた人物でもある。 同メディアは「クリス・ゲッツGMらは佐々木争いに加わったが、現実的に何かを成し遂げるには井口の奇跡的なプレー以上のものが必要だ」と期待している。井口氏が獲得にかかわってくればミラクルもあるかもしれない。
東スポWEB