小池都知事が記者会見10月23日(全文2完)新しい日常づくりを皆で進めないと
「もっとTokyo」をめぐる混乱をどう思う
日本テレビ:日本テレビです。東京都の独自のいわゆる観光支援策、「もっとTokyoTokyo」ですが、今日から予約、いわゆる対象となる旅行商品の予約が開始され、実際、その補助事業に関しては正式にはあす以降の旅行から開始ということになりました。 まずこれを、要は定額ですけれど、1人1泊当たり5000円等々の補助をされるということで、いわゆる観光事業の冷え込んだ部分のてこ入れに対する都知事の期待感と、あと他方でやはり今日から予約開始ではあるんですが、一部旅行事業者には東京都からのいわゆる事業認定の通知が、きのうの午後現在とか夕方現在、まだ届かなかったりとか、多少そこのところで混乱が生じているようですが、これについて知事、いかがでしょうか。 小池:観光という産業は、東京にとりましても大変大きな役割を担っております。そして、また何よりも都民の皆さんにとっての楽しみにもつながるわけであります。Go To キャンペーンに10月1日から東京が追加され、そして東京として今、ありましたように今日からこの「もっとTokyo」というキャンペーンを始めさせていただくのも、これによって観光業も、また都民の皆さんの楽しみについてもつながるものと、このように期待しているところであります。 それから申し込みをされた企業の、事業者の皆さんと、それからそれについてまだ返事がないと言っておられる方々と、これについてはいろいろ提出していただく書類などもございまして、それらについて、まだ十分お出しいただいていない方々には、最終的な今回のメンバーというか、ご参加いただけていないことになろうかと思います。それらについても連絡、それぞれ取らせていただいているかと思いますので、必要な書類等を準備していただいて、エントリーしていただければというふうに思っております。
JR東日本の終電繰り上げの影響をどう見る
テレビ朝日:テレビ朝日の鈴木です。よろしくお願いします。JR東日本が終電を30分ほど繰り上げるというふうな発表をしましたが、これまでナイトタイムエコノミーを推進するような動きがありましたが、知事としてはこの繰り上げについて影響をどうお考えでしょうか。 小池:これについてはJRさんのほうが今回、運行ダイヤの変更などをされるということでございます。鉄道などの公共交通機関というのは都民の足であり、生活、事業活動を支える重要な役割を担っているという中で、終電時刻の繰り上げというのはさまざま、影響を及ぼす可能性もあります。ぜひとも丁寧な説明と、それから周知のほうもお願いしたいと思います。 また鉄道事業者の皆さんには車内が、また終電がぎゅうぎゅう混み合うようなことのないような、3密とか換気なども徹底してお願いしたいと思います。また、これって結局みんな、ダイヤが重なっているものですから、都営の地下鉄についても一定の関係が出てくるかと思いますけれども、接続する他社の状況であったり、深夜時間帯の利用状況などを調査しているところで、それらについては全体としての判断が必要かなというふうに考えております。 テレビ朝日:ありがとうございます。