名古屋市・河村市長が定例会見6月21日(全文3完)木造天守復元の議論始まるのでご安心を
文化庁への天守解体申請、その後どうなった
朝日新聞:では文化庁に、天守の解体申請の取材の回答を出されてましたけども、あの扱い、5月以降何もなかったじゃないですか。そこをどうなったかお願いします。 河村:それで文化庁と知事と打ち合わせを当局でしておりまして、一応、文章にしてありますんで、これはですね。違うといかんもんで。6月18日に、金曜日に文化庁から連絡がありました。それによると、5月の文化審議会文化財分科会に指摘事項への回答が報告され、第三専門調査会の調査を経て、6月の文化財分科会において次のような所見になりました。現天守解体、仮設物設置が石垣等遺構に与える影響を判断するための調査、検討が一定程度進捗したものと評価できる。天守解体の理由を木造天守復元と整理したのであれば、天守解体と木造天守復元を一体の計画として審議していく必要があると認められると。本申請については天守解体のみならず木造天守復元についても一体としてその内容に加えるよう見直しを図るのが適当である。これでいよいよ復元に関する議論が始まるものと受け止めております。具体的なことについては大至急、文化庁と相談するように指示したということでございます。はい。 朝日新聞:じゃあその感想を一言お願いします。 河村:いや、これは本当に、私もいつ死ぬか分からんし、72ですので。僕の知っとる人でも、もうとにかく河村くんいうて、早う、死ぬ前に、八事か南陽町いく前に、あの木造天守へ一遍上がらせてちょういう声はものすごい多いですよ、名古屋を愛する皆さんの中では。ということでございまして。
文化庁も分かっていただいとる
しかし何遍も言っておりますけど、文化庁から宿題が出ておりましたもんですから、それを前提として、河村さん、悪いけど、このお城の復元いうのは、これ、12でしたかね、戦後燃えたお城。広島みたいに原爆で壊れたお城。の、復元の第1号になっちゃったと、名古屋市が。国宝1号のお城が第1号になったので、丁寧な上にも丁寧に頼むよと。で、学識の皆さんとはぜひ意見を一致して持ってきてくださいという話がありましたので、分かりましたということでいろいろやってきて、1年半、2年ぐらい、いろんな、非常に丁寧にやってきましたから、掛かったということでございますが、巨大な一歩を踏み出し得るということで、名古屋の皆さんには、文化庁の手の中にありますけど、ぜひ、全力でやっておりますんでご安心をいただきたい。 また、寄付をいただいた方も、今5億円ぐらいになっとるんかな、方もよく聞きますわ、私、河村くんって。頼むでいって、死んでまう、これいって、ありますんで、全力投球するということで、文化庁も分かっていただいとると、こういうふうに言っとりますけど、いよいよ復元についての議論が始まるということでご安心をいただきたいと思います。 朝日新聞:ありがとうございました。別に気使ってもらわなくても、1部で発表してもらって良かったんですけど。ありがとうございました。 河村:いやいや。