【バドミントン ジャパンオープン】志田/松山が初戦に臨み、8強入り! 準々決勝では日本勢対決も
今大会での日本代表引退を明らかにした常山幹太(トナミ運輸)は、1-2で王子維(台湾)に敗れた。第3ゲームは、2-7の出だしから18-13とひっくり返したが、終盤は勝ち急ぎとスタミナ切れで失速。18オールで追いつかれると逆転を許し「楽しむことを忘れた。なんで勝ちを意識したんやろう」と苦笑いを浮かべた。試合後は、四方に礼。日の丸をつけた長い戦いに別れを告げた。 奈良岡功大(NTT東日本)は、対戦成績0勝2敗のレオン・ジュンハオ(マレーシア)に2-1の逆転で初勝利。準々決勝では、常山を破った王子維と対戦する。日本B代表の田中湧士(NTT東日本)も8強入り。次戦の相手は、世界ランク1位の石宇奇(中国)。「自分が、今、世界のどの位置にいるのか、明確に見つけたい。勝つようなことがあれば、上に行けるという強い自信になる」と意気込みを示した。
男子ダブルスは、日本勢で唯一残っている岡村洋輝/三橋健也(BIPROGY)が、邱相榤/王齊麟(台湾)にファイナルゲーム24-22の大激戦で勝利。五輪連覇を果たしたばかりの王齊麟らの強打に苦しみながらもペースを奪還。岡村は「日本の男子ダブルスが低迷期みたいに言われて、頑張らなきゃという気持ちもある」と意地をのぞかせた。 23日は、各種目の準々決勝が行なわれる。日本勢は、全種目で4強への勝ち残りを目指す。
取材・文/平野貴也 構成/バドミントン・マガジン編集部 写真/黒崎雅久