「極楽とんぼはどこかで終わると思ってる」ーー加藤浩次の意地、山本圭壱の覚悟
加藤:ここまで話してきてわかったんだけど……極楽とんぼっていうのは、加藤浩次の本体ではまったくなくて。加藤浩次のなかにある、東京出てきた時の意地だね。意地。 山本:極楽とんぼを守ろうとか、やってやるぜという……。 加藤:2人になったときには、やっぱり普段とは全然違うことをやりたいし、1人でやってる仕事を超えたい。もちろん、年をとったり日和ったりしてできないこともあるけどね。極楽とんぼは、北海道から東京に出る時に持ってきた、意地の塊。だから残そうとしちゃうのかもしれないね。 山本:そう言われたらしっくり来るね。10年間相方がいなかった時代も、ずっと「極楽とんぼの加藤浩次です」って言ってたのは、加藤浩次の意地。 加藤:美談にしてくれる人はまわりにはいっぱいいるんだけど、ただの俺の意地よ。 山本:だから、「極楽とんぼとは、加藤浩次の意地」。そして、それに俺は付き合っている、と。
加藤:(笑)。それでいいのか? 本当にそれでいいのか? 山本:いいよ、うん。 加藤:じゃあもうちょっと付き合ってもらうしかないなあ。 山本:意地張ってくれよ、頼むよ(笑) 【RED Chair+】 2人の本音に迫る『RED Chair+』。家族、戦友、ライバル、師弟など、この関係だからこそ語れる思いを届けます。