全米メディアも大谷翔平のメジャー球宴本塁打競争出場決定に興奮「優勝候補の一人になることは間違いない」
メジャーリーグ機構は18日(日本時間19日)、エンゼルスの大谷翔平(26)が7月12日(日本時間13日)にコロラド州デンバーのロッキーズの本拠地「クアーズ・フィールド」でオールスターゲームの前日にイベントとして行われるホームランダービーに出場することを発表した。日本人として初めての快挙。投手の出場も史上初となる。 大谷も自身のインスタグラムに動画と共に英文で「2021年のホームランダービーへの参加を発表することに興奮しています。皆さん、コロラドで会いましょう!」と投稿していた。このニュースに全米メディアは、すぐさま反応。大々的な報道を展開した。
ライバルは22本塁打のゲレーロJr.
CBSスポーツは、大谷のホームランダービー出場を伝え、「エンゼルスの二刀流スター、大谷は、シーズンのすべてがショーとなっており、7月のデンバーでのオールスター祭典でも大きな違いはないだろう。オールラウンドなスキルとともに、ホームランダービー、そして少なくとも打席に一度は立ち、投手として出場する“三刀流”の大谷を見るのは楽しいものとなるだろう」と絶賛。 大谷がインスタグラムで明かしたことを「面白いビデオとともにホームランダービーへの出場を発表した」と伝えた。 同メディアは「大谷が優勝候補の1人になることは間違いない」と予測。 「彼は高く打ち上げるパワーを持ち、打撃練習で(フェンス越えを)披露している。今シーズンは最長470フィート(約143メートル)を放ち、彼の本塁打は、平均419フィート(約128メートル)で、ヤーミン・メルセデス、ホルヘ・ソレル、コーリー・ディッカーソン、フェルナンド・タティスJr.の後を追っている。大谷は打球速度でも5位。バレル(本塁打が出る打球角度)の確率はメジャーでトップとなっている」と、その根拠を説明した。 さらに「投手が彼を打ち取ろうとするとき、大谷は誰よりもボールに対して真っすぐに立ち、なるべく強く遠くへと打球を飛ばしている。ホームランダービーでは、彼はクアーズ・フィールドの外へ打球を飛ばそうとする助けを(打撃)投手から得ることになる」と絶賛。 その上で「大谷のホームランダービー出場は初だが、2019年に話題をさらったブラディミール・ゲレーロJrが勝利を目指し2度目の機会を求めている。(勝負は)必見のものとなるだろう。このイベントに大谷が参加することで戦いは華やかなものになる」と記した。