全米メディアも大谷翔平のメジャー球宴本塁打競争出場決定に興奮「優勝候補の一人になることは間違いない」
地元紙のオレンジカウンティレジスター紙は「エンゼルスの大谷がホームランダービーに出場」との見出しを取り、「地球の両側にいる野球ファンたちは切望していたものを手に入れることになる。大谷がデンバーで行われるオールスターゲームの祭典の一部であるホームランダービーの招待を受け入れたと、メジャーリーグ機構が発表した」と報じた。 記事は「エンゼルスの二刀流スターは、現在チームでトップ、メジャーで3位の19本塁打を放っている。彼は打率.270でOPS(打撃指標)は.969となっている。身体的な負担がかかるためホームランダービーで選手が競うことを問題だと指摘する監督がいる一方でジョー・マドン監督は月曜日に『(大谷の出場は)大丈夫』と話していた」と紹介。 「大谷はア・リーグのDH部門でのファン得票でもリードしている。月曜日の第1回発表で、大谷はJD・マルティネスの2倍近くの票を獲得した。DHの上位得票選手3人が6月27日の2回目の投票へ向かう。ファンたちは、それから24時間で最終選出を行う。もし大谷がDHで選ばれれば、彼は試合でも投げる可能性があるかもしれないが、このことは大谷、エンゼルス、メジャーリーグ機構とアメリカンリーグを率いるケビン・キャッシュ監督によって決断されるだろう」と、翌日のオールスター本番での二刀流実現の可能性を示唆した。 スポーツ専門メディアのESPNは「エンゼルスの二刀流選手として大評判の大谷が金曜日にホームランダービーに出場すると発表。このイベントへの出場を決めた一人目の選手となった」と伝えた。 記事は「19本塁打でメジャー3位の大谷は、高地(標高1600メートル)で空気が薄く本塁打の飛距離が出ることで有名なデンバーのクアーズ・フィールドで7月12日に行われる時間制限がありトーナメント式のグループ(ホームランダービー)の8人に加わることになる」と紹介。「日本プロ野球のホームランダービーに勝ち、2016年にオールスターゲームでMVPとなった大谷は、日本出身選手として初めてメジャーリーグのホームランダービーに出場することになる」と続けた。 大谷は日ハム時代の2016年7月15日(ヤフオクドーム)に行われたオールスター第1戦の試合前に開催されたホームランダービーの1回戦で山田哲人、決勝戦で柳田悠岐を破り優勝。7月16日(横浜スタジアム)の第2戦では5番・DHでスタメン出場し、井納翔一(当時は横浜DeNA)から本塁打を放つなどの活躍でMVPに輝いている。