「大谷翔平はAIロボットか」韓国メディアが秋信守の持つアジア出身メジャーリーガー通算最多本塁打記録「218」に7年で並んだド軍二刀流スターを絶賛
ドジャースの大谷翔平(30)が11日(日本時間12日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたカブス戦で「1番・DH」で先発出場。初回に47号ソロを放つと、2回には48個目の盗塁を決めて「47-48」とし前人未到の「50-50」へまた一歩近づいた。シーズンの自己最多本塁打を更新した大谷は、メジャー通算本塁打を218として、レンジャーズなどで16年間プレーした韓国の秋信守(42、現SSGランダース)が持っていたアジア出身選手の最多記録に並んだ。韓国メディアも絶賛。「わずか7年で韓国のヒーローの記録が破られようとしている」などと報じた。 【映像】大谷が今季“最低空”の弾丸ライナー47号ソロで「47-48」
前人未到の大記録達成へ向けてまた一歩近づいた、大谷がカブス戦の1回に放った今シーズン6本目の先頭打者アーチは、韓国野球界にとって特別な意味を伴っていた。3試合ぶりに放った47号は、2021年の46本を超えるシーズン自己最多記録を更新したばかりではなく、メジャー通算の本塁打数を218本に伸ばしてレンジャーズなどで16年間プレーした秋信守が持つアジア出身選手の最多記録にMLBデビューからわずか7年目で並んだ。 韓国のネットメディア『STAR NWES』は「大谷翔平が秋信守と肩を並べた。前人未到の『50-50』ペースで、余裕をもって」との見出しを取って報じた。 「大谷が大リーグにおける、アジア出身選手の歴史をまもなく塗り替える。キャリアの通算本塁打数で大谷に並ばれた秋信守は2005年にマリナーズでデビューし、インディアンス(現ガーディアンズ)に所属していた2008年以降はコンスタントに2桁本塁打をマーク。MLBでのキャリアに幕を降ろした2020年までの16年間で、アジア出身選手では最多となる218本塁打を放った。しかし、韓国のヒーローが持っている記録は、デビューからわずか7年目の大谷に破られようとしている」 2021年から韓国プロ野球のSSGランダースでプレーしてきた秋信守は、すでに今シーズン限りでの現役引退を表明している。韓国野球界を代表する名スラッガーの去就とリンクさせながら、同メディアは、以前にも「アジア最多本塁打王の主人公が、いよいよ入れ替わる」と報じるなど、大谷の数字の推移を報じてきた。 この日も別の記事で、大谷のホームランボールをキャッチした17歳のジャック・ペセカ少年のインタビューを、日本メディアの記事を引用する形で掲載。偉業達成への期待を込めるように、その最後を次のような形で締めている。 「残り16試合となったシーズンの終盤戦で、2回には二盗を成功させ、盗塁数を48に伸ばした大谷は、まだまだ数字を伸ばせる状態にあると示した。メジャーにかかわる誰もが『50本塁打-50盗塁』を夢の数字だと思ってきたが、現在のままのペースならば大谷の最終的な数字は52本塁打、53盗塁に到達する」 新天地ドジャースで打者に専念してきた今シーズンの大谷の軌跡から、秋信守の通算本塁打記録に並ばれ、追い抜かれるのは時間の問題だと受け止めていたのだろう。ほとんどの韓国メディアは、本塁打記録に関しては、事実を客観的に記したうえで、メジャーの歴史と次々と塗り替えてきた大谷の痛快無比な活躍にスポットを当てている。
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