大阪府・吉村知事が定例会見2月9日(全文5)何が正解かはなかなか難しい
徐々に鈍化しているという判断の妥当性は
大阪日日新聞:大阪日日新聞の椎葉です。よろしくお願いします。ちょっと陽性率の話なんですが、現状で陽性率40%超ということで、高水準でありますが、この中でいわゆる感染者数、全体の把握というのはどれだけできるものなのかというのが疑問点と、もう1つ、その中で徐々に鈍化しているという判断をされていると思うんですが、それの判断の妥当性についてお伺いしたいんですが。 吉村:陽性率40%です。このあと、陽性率がどう推移するかっていうのは、ちょっとこれ、矢印下がってますけど、どう推移するのかっていうのはきちんと見極めていきたいと思っています。陽性率が40%ということになれば、十分その陽性者は把握している状況ではないと思います。今日も1万5,000人の発表をしていますけれども、それ以外の陽性の方が周囲にはたくさんいらっしゃる状況だと思っています。 なので、あとはその日々の新規陽性者が、感染が鈍化しているこの割合っていうのは、ただ、この陽性率がどんどんこれ上がってくればまた別ですけれども、陽性者数の全てを把握できているわけじゃないと思うんですけども、その感染の拡大傾向をある程度、把握している。そういう数字にはなるんだろうというふうに思っています。 なので陽性者数の、市中にいる真実、陽性者数にいる人を全員把握しているもんではないと思いますけど、感染が拡大しているか、拡大しているとして伸びはどのぐらいか、あるいは鈍化しているか、あるいはピークを終えて横ばいになっているのか、あるいは下がっているのかの傾向は同じ仕組みである限りは見て取れるんだろうというふうに思っています。
整理次第、細かい数字を示すのか
大阪日日新聞:あと、すいません、大阪市のいわゆる記入漏れの話なんですけれども、フリップ1のところで、治験件数のところが全て丸まった数字になっているんですけれども、これはあれですかね。一番冒頭の資料のほうに超概算と書いてありますが、その影響でいわゆるこの概数という形で出ているというふうな認識でよろしいんでしょうか。 吉村:細かな人数ポイントについては今、精査中です。この発表についてはこのとおり。丸い数字で発表していますけども、細かい数字についてはこの中に溶け込ませているということです。ちょっと補足があれば。 B:今、細かい数字については大阪市保健所のほうで精査しておりますので、そちらはちょっとあらためて、また整理次第ということになります。 大阪日日新聞:整理次第、またお示しするでいいんですかね。また新たな。 B:はい。おそらくそのような形になるかと思います。 大阪日日新聞:じゃあ、若干数変わるというふうなイメージでよろしいですか。 B:そうですね。今現在は大阪市の報道提供で出している概数で計上させていただいていますので、細かい数字はまた別途になります。 大阪日日新聞:この治験件数の話なんですが、知事が前、おっしゃられたときには週末までには、6日ごろまでには全て精査される、1万2,000件分はといったときに、8日の日にまた出てきたと。ということになると、もう現状としてはパンクしてた状態が続いているということを聞いていますが、今現状で、例えばまた遅延件数が発生する可能性というのは、知事の知っておられる範囲内でいいんですが、お聞かせ願えますか。 吉村:これは市長がもう発信しておられますけど、その可能性はあり得るというふうにおっしゃっています。大阪市保健所、ただ、それは今日もその積み残しはないというのは聞いていますが、その可能性ということになれば、市長の発信のほうが正確だと思います。 大阪日日新聞:こういう現状になった理由というのはどういうふうにお考えになってますでしょうか。 吉村:感染者数が圧倒的に多くなる中で、やはりファクスでのやり取り、そしてその手入力。数が急激に増えていく中で、その対応がどうしてもキャパオーバーになったということだと思います。これは市長が発表されているとおりです。 大阪日日新聞:急激には難しいのかもしれませんが、人員の増強というのは、例えば府のほうから派遣されるとか、そういうことは考えていますか。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見2月9日 全文6に続く