大阪府・吉村知事が定例会見2月9日(全文5)何が正解かはなかなか難しい
最後は政治家が重要な判断をすべき
だから、そこをどこまで拡大を抑えるか、あるいは感染拡大を遅らせるか、そういった効果はあると思いますけれども、ただ、先ほど申し上げましたオミクロン株のあの特徴の中で、本当にそれがどういうときに必要なのかっていうことは重要な判断、難しいですけれども、重要な判断になってくると思っています。それ以外にも、学校とかだけじゃなくて、お仕事されている方の生活をある意味、停止をするということは、その人の生活の糧はどうなるんだと。 やはり、失業率が1%上がれば、それによってお亡くなりになる方も2,000人増えるというようなデータもある中で、社会いろんな人がいる中で、このオミクロン株とどう向き合うのかっていう、まさにそういった方向性について、非常に難しいけども重要な判断を、これはやっぱ政治家が最後しなければならないと思っています。そういった意味で、僕自身は重症病床があぶれる場面、ここをできるだけ抑えるべきだというのが、そういう基準に達したら、そういった犠牲があったとしても、これはお願いしなければならんのちゃうかという判断を僕自身は持っています。 毎日新聞:ありがとうございます。 吉村:これだから、何が正解かっていうのがなかなか難しいところだと思いますし、あとからあのときこうしとけばよかったんじゃないか、ああしとけばよかったんじゃないかと。高齢者の方、コロナで感染して亡くなったら死亡者としてカウントしていく中で、判断が遅いんじゃないかとか、いろんなことはやはり批判として僕自身は受ける立場にあると思います。一方で、そういった生活をしている人たちのことをどう考えるのかということもあると思っているので、基準を作っているわけです。だから、その辺りも今日、岸田総理とも話をさせてもらったのは、そういったところもやっぱり、国としてのこのウイルスとの向き合い方、方向性をきちんと国民に説明すべきじゃないかっていう話をさせてもらったのはそういうことです。 毎日新聞:ありがとうございます。 司会:よろしいですか。そしたら日日さん。