死者少ない要因は 専門家会議が会見(全文5)議事録どうするかは政府が決めること
今後の開催頻度や役割をどう考えているのか
読売新聞:読売新聞の【杉浦 01:35:49】です。ありがとうございます。冒頭、脇田先生からもお話がありましたけれども、専門家会議の今後の在り方についても検討していきたいということでしたが、今の時点でこれからの開催頻度であるとか、専門家会議の役割をどのようにお考えかという点が1つと、専門家会議については政策を決定する機関ではないということで、発言者が分かる議事録ではなく議事概要を公表されるにとどまっているんですけれども、その点、座長としてどのようにお考えかお聞かせください。 脇田:ありがとうございます。今後の開催の頻度というところはわれわれ、定期的にやっていくということでは今までなかったので、そのたび必要に応じてこれまでも開催をしてきておりますし、これからも必要に応じてやっていくというふうに考えています。これまでも政府、主には厚生労働省に対して必要な科学的な助言、提言をしてきたということですから、その点については立場は変わらないだろうというふうに思っています。今、言われた議事録の問題ですけど、これは少し議論をしましたので、尾身先生のほうにちょっとコメントを。 尾身:議事録、どうするかっていうのは、基本的には政府が決めることですよね。われわれ専門家としては、それは実は、これ前も申し上げたと思うんですけど、われわれは一応政府、厚生省に対していろんな提言をするわけですよね。ずっとあれ、2月の24日ぐらいから。普通のときならともかく、これだけ重要な時期ですよね。100年に一遍とかいわれてる。このときに、われわれはどんな考えで、どういう根拠で、どういう情報を基に政府に提言したかということをしっかり説明するのが私どもの責任だとわれわれは思っていまして、そのために、これは今日は何回目になりましたかね。武藤さん、何回目になりましたか。 男性:15です。
条書きだと発言者は熱量が伝わらないが
尾身:15回? これ、提言も。ともかく十うん回の会議をやり、提言書をやり、しかもこのようにマスコミの方ともこういう質疑応答というのは、そういうことでわれわれは情報共有というか、しっかりと考えをすることを、ずっとこの紙というものを通してと、それからこの記者会見というものを通して、そういうことはやってきましたということでございます。 読売新聞:議事録になると発言された方がどなたで、どんな発言をされたか、どんな議論がどのような熱量でなされたかも分かってくるんですけれども、箇条書きだとそれが伝わらないという部分もありますけれども、それについてはいかがでしょうか。 脇田:今、尾身先生もお話ししていただいたんですけども、われわれは情報を提供するというか公開するということは、今こういった分析であるとか、あるいは記者会見というものを通じてわれわれが、十分かは分かりませんけども、できるだけのことをやらせていただいているということですね。 会議の議事録、あるいは議事概要については、われわれがもちろんこういうふうにしてくださいというところではないので、そこのところは政府のほうでお決めいただくということが筋かなというふうにわれわれは思っています。 読売新聞:ありがとうございます。