【スマホに没頭しすぎている人は要注意!】“やる気低下型の老化脳”になっているかも!?〈脳老化対策を解説!〉
仕事もプライベートも忙しく、ストレスにさらされる毎日。最近は、スマホやマルチタスクの影響も相まって「脳疲労」というワードが身近になってきたけれど、放っておくとそれが「脳老化」へと繋がってしまう可能性が。今回は5つある老化タイプの中から、「やる気低下型の老化脳」について解説します。 【脳老化診断】 脳の老化をチェック。 20・30代も脳の老化が加速中!? 対策法も解説!
やる気低下型の老化脳
スマホに没頭しすぎてドーパミンが枯渇! 西 剛志さん やる気のホルモン『ドーパミン』を分泌する『線条体(せんじょうたい)』の働きが衰えている可能性があるのが、『やる気低下型』。ドーパミンがきちんと出なくなったため、仕事でもプライベートでもモチベーションが薄れ、以前は取り組んでいたことでも面倒くさいと感じてしまうのが特徴です。流行や新商品にワクワクしなくなるといったサインも見られます。とくに最近は、スマホのやり過ぎによってやる気が低下している20代30代が急増中。というのも、人はもともと、複数の中から何かを選択する際にドーパミンが出る生き物。スマホを操作することは、本来ドーパミン分泌にひと役買ってくれるものなのですが、現代人はスマホで何を見るか、何を買うかなど、選択することがエンドレスに。その結果、脳が疲れてドーパミンも枯渇し、やる気やモチベーションが低下するという弊害が生まれているんです。
今からやるべき脳老化対策
・スマホを長時間、操作し続けない ・歯ごたえのあるメニューを意識し、よく噛んで食事する ・好きな音楽を聴く 西 剛志さん まず意識したいのは、スマホとの付き合い方。時間を決めたり、少しスマホと距離を置く時間を設けたり、ずっと見続けないことが大切です。とくに食事中や人と話しているときは見ないなど、スマホをいじりながらのマルチタスクは避けるのが賢明。あとは、ドーパミンを出すために手軽にできることといえば、よく噛むこと。咀嚼は、ドーパミン神経を活性化するうえで重要な役割を担います。歯ごたえのある赤身肉、イカやタコなど、“よく噛む食材”を積極的に取り入れましょう。主食はパンよりごはんがおすすめですが、パンなら硬めのものをチョイス。普段から『30回噛んでから飲み込む』ことを習慣化したいですね。また、好きな音楽を聴くこともドーパミン活性化に役立ちますよ。 Edited by 西村 美名子
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