老齢年金も手取りと額面があった!厚生年金や国民年金から「天引き」されるのはどんなお金?
大切なのは自分の老後生活の必要金額を把握すること
将来について考える上で最も大切なことは、まずは自分の老後生活の必要金額を把握することです。 必要な金額が分かれば、逆算することで自ずと毎月の貯蓄に回さなければいけない金額が分かります。 コツコツと銀行預金で貯めていく方法が最も簡単ですが、現在の日本では低金利が続いていますので、なかなか目標金額まで貯めていくには時間がかかります。 そこで「資産運用」を活用していくのも一つの方法です。 今の日本ではNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)といった資産運用の制度が整いつつありますが、話題の運用方法だけを取り入れるのではなく、自身の意向にあったものを上手く取捨選択することが大事です。 資産運用していく上で重要なポイントはいくつかありますが、「分散」はリスクを抑える上で重要な視点となります。 分散には資産分散や時間分散、地域分散といったものがあります。今回は「資産分散」について少し解説します。 資産運用には株式や投資信託、債券等様々なものがあります。運用方法によってリスクとリターンが異なりますが、一つの運用だけでは極端にリスクを取っていたり、リターンをなかなか得られなかったりといったことがでてきます。 リスク度の異なる商品を上手く組み合わせることで、バランスを取ることができます。 資産運用は基本的に元本の保証はないので、様々な方法を駆使し、できる限り安全に行っていくことが大事です。
参考資料
・厚生労働省「生活設計と年金に関する世論調査(主な調査結果)」 ・厚生労働省「保険料(税)の特別徴収」 ・厚生労働省「介護保険制度の概要」 ・豊中市「公的年金からの特別徴収額が10月から急に高くなったのはなぜですか」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
奥田 朝