歴代最高は誰だ!? 日本人、欧州CL出場試合数ランキング1~10位。世界最高峰の舞台に名を刻む男たち
5位:南野拓実(みなみの・たくみ)
生年月日:1995年1月16日 CL出場クラブ:ザルツブルク(オーストリア)、リバプール(イングランド)、ASモナコ(モナコ) CL通算成績:16試合2得点3アシスト 5位には、ザルツブルク、リバプール、ASモナコの3クラブでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場した経験を持つ南野拓実がランクインした。 南野が最初にCL出場を果たしたのが2019/20シーズンである。ザルツブルクにはそれ以前にもCL出場のチャンスがあったが、ストレートでの出場権を保持しないオーストリアのクラブが本戦に出場することは容易ではない。実際に2015/16シーズンから4年連続でプレーオフ敗退を喫しており、南野らの前にPSVやディナモ・ザグレブなど各国の強豪が立ちはだかった。 念願のCLデビューとなった2019/20シーズンは、現マンチェスター・シティのエースであるアーリング・ハーランドがブレイクしたことで知られている。近くで“怪物FW”が圧巻の活躍を披露する中で、南野自身も印象的な活躍を披露。なかでも、後に移籍の決定打になるともされるリバプール戦での1得点1アシストは、彼のキャリアを大きく変えた。 リバプールでは厚い選手層の余波を受けて、基本的には消化試合のみの先発起用に留まり、CLでは1得点にも絡むことができなかった。それでも自らの活躍で再びASモナコをCLへと返り咲かせた今シーズンは初戦からバルセロナに勝利するなど、上々のスタートを切っている。多くの日本人サポーターが、2019年11月以来のCLでの得点を待ち望んでいるだろう。
4位:中村俊輔(なかむら・しゅんすけ)
生年月日:1978年6月24日 CL出場クラブ:セルティック(スコットランド) CL通算成績:17試合2得点3アシスト 4位には、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)という大舞台で、日本人史上最も記憶に残るプレーを披露したと言っても過言ではない中村俊輔がランクインした。 セルティックで1年目からチームの顔となった中村が、最初にCLの舞台に臨んだのは2年目の2006/07シーズンである。この年の中村は神がかっていた。 翌シーズンにCLを制する世界を代表する強豪相手にホームとアウェイの両ゲームで代名詞とも言える直接フリーキックから得点を決めたのだ。 なかでも本拠地セルティック・パークで決めた一撃は伝説となっている。名手エトヴィン・ファン・デル・サールの長い手であっても止めることができない完璧なフリーキックが決まると、大勢のサポーターが集まったスタジアムは歓喜に包まれた。守護神アルトゥール・ボルツのPKストップもあって強豪相手に勝利を収めたのだった。 この伝説のシーズンから3年続けてセルティックはCLに出場し、中村は日本人歴代4位となる17試合に出場した。2007/08シーズンと2008/09シーズンは得点に絡むことができなかったが、それでも彼のCLでのプレーは日本人の心に残り続けている。