歴代最高は誰だ!? 日本人、欧州CL出場試合数ランキング1~10位。世界最高峰の舞台に名を刻む男たち
3位:長友佑都(ながとも・ゆうと)
生年月日:1986年9月12日 CL出場クラブ:インテル(イタリア)、ガラタサライ(トルコ)、マルセイユ(フランス) CL通算成績:23試合0得点1アシスト 3位には、長くイタリアの名門インテルで主力選手として活躍した長友佑都がランクインした。 2010年夏に行われた南アフリカワールドカップ(W杯)後にチェゼーナを経て2011年冬にインテルへと加入した長友は、前シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制した強力な選手たちとプレー。加入から間もない2月に行われたバイエルン・ミュンヘンとのラウンド16でCLデビューを飾ると、ベスト8では内田篤人が所属するシャルケとの日本人対決が実現した。 インテル加入直後から世界最高峰の舞台への戦いに臨んだ長友だったが、イタリアの名門でCLを戦った数は少なく、通算で2シーズン、10試合しか出場経験がない。インテルも同じ街のライバルであるミランと同じく低迷期に入ってしまったことで、CL出場権を確保することが難しくなってしまったのだ。 そのため意外に思われるかもしれないが、インテル時代よりもガラタサライ時代の方がCLに出場している。長友は2018年冬に移籍したトルコの名門で再びCLの舞台へと返り咲き、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマンなどのチームと対戦。続くマルセイユでもCLを経験し、日本人歴代3位となる通算23試合に出場した。
2位:内田篤人(うちだ・あつと)
生年月日:1988年3月27日 CL出場クラブ:シャルケ(ドイツ) CL通算成績:29試合1得点2アシスト 2位には、日本人として初めてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝の舞台に立った内田篤人がランクインした。 2010年夏に行われた南アフリカワールドカップ(W杯)で出場機会が訪れなかった内田だったが、大会終了後にシャルケへの移籍が決定。今でこそ2部へと降格して低迷期を迎えている同クラブだが、当時は欧州大会出場が常連のチームで、内田が加入した2010/11シーズンはCLに出場していた。 加入直後からレギュラーの座を掴んだ内田は、ベンフィカとのグループリーグ第2戦でCLデビューを飾る。すると、そこから11試合連続でスタメン出場を飾り、長友佑都が移籍した直後のインテル戦でも躍動。前年王者を2戦合計7-3で撃破し、世界最高峰の舞台での日本人対決を制した。 迎えたマンチェスター・ユナイテッドとの準決勝ではホームとアウェイの両ゲームで敗れてしまったが、日本人が誰も立ったことのなかったベスト4にたどり着いた。 内田にCLでの初ゴールが生まれたのは、2013/14シーズンのステアウア・ブカレスト戦だ。味方選手へのクロスがそのまま流れてゴールネットに吸い込まれるラッキーな形ではあったが、スコアレスの展開からチームを救う貴重なゴールとなった。 内田は続く2014/15シーズンまでの計4シーズンでCLを経験。日本人歴代2位となる29試合に出場した。