佐々木朗希も「最高だが…」 米育成専門家が絶賛した別の日本人右腕「芸術的に美しい」
米育成専門家が絶賛した右腕とは…
ポスティングシステムによる米大リーグ(MLB)移籍を目指す佐々木朗希投手に米球界から熱視線が送られる中、米育成アナリストは別の若き右腕にも注目している。「もちろん、ロウキ・ササキは最高だが……」としつつ、驚異の数値を叩き出す22歳を紹介。「芸術的に美しいパワーの伝え方だ」と絶賛している。 【動画】「芸術的に美しいパワーの伝え方だ」 米育成専門家が絶賛した日本の22歳右腕の実際の映像 23歳の佐々木の去就に注目が集まる中、1学年下の次代のエースにも目が向けられているようだ。イリノイ州地元放送局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」の選手育成アナリスト、ランス・ブロズドウスキー氏は自身のXで「もちろん、ロウキ・ササキは最高だが、シュンペイタ・ヤマシタに興味ある?」と投稿。公開したのはオリックスの山下舜平大投手の映像だった。 ブロズドウスキー氏は「昨季、彼の速球の平均は時速96マイル(約154.5キロ)」と紹介。NPBのボールであることに留意しつつ、重力を除いた縦変化量(IVB)が20インチ(約50.8センチ)、投球腕方向にも10インチ(約25.4センチ)変化していると伝えた。米専門誌「ベースボール・アメリカ」によると、IVBは18インチを超えると平均以上であり、20インチはエリートレベルだという。 さらに「エクステンションは6.6フィート(約201.2センチ)、リリースポイントは6.1フィート(約185.9センチ)」とボールを離す距離や高さの特徴にも言及。「カーブボールの回転数は最大2900、スプリットは時速87~88マイル(約140~141.6キロ)」と武器とする変化球も紹介した。その上で「芸術的に美しいパワーの伝え方だ」と躍動感あるフォームを絶賛している。 山下は福岡大大濠高から2020年ドラフト1位でオリックスに入団。2023年に1軍デビューすると、16試合で9勝3敗、防御率1.61の好成績を残し、パ・リーグ新人王に輝いた。今季は怪我の影響もあり14試合で3勝6敗、防御率3.38に留まったが、そのポテンシャルは米国からも高く評価されているようだ。
THE ANSWER編集部