ロッテ・西野勇士 1・5億円プラス出来高払いの3年契約 今季自己最多タイ9勝「まだまだやれるなと思った」
今季取得したFA権を行使せずロッテに残留することを決めた西野勇士投手が12日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改に臨み、同日に会見に出席した。年俸1億5000万円プラス出来高払いの3年契約を結んだ(金額は推定)。 プロ16年目の今季は20試合に登板し、キャリアハイに並ぶ9勝(8敗)、防御率3・24。登板間隔は空けながらも、開幕から1年間ローテーションを守り「ある程度できたなとは思うけど、まだまだやれるなと思うシーズンだった。もっと良い成績を残せるし、もっと投げられる。まだまだやれるなと思った」と振り返った。 FA権を行使せずロッテに残留する決め手となったのは「どうしても残ってほしいという、言葉よりも姿勢を感じた」とし、「30歳手前くらいの時にトミー・ジョン手術をして、待ってくれた部分もあった。育成から面倒を見てくれた。ここまで続けられたのは、家族もありますけど球団の支えもある。そこに恩を感じていた」とロッテへの思いを語った。 チームメートの佐々木がメジャーに挑戦することについては「苦しい時も苦労している部分を見ているし、頑張っている姿を見ている。頑張ってほしい」とエールを送り、「朗希のカバーは1人じゃできないと思うので、投手全体でカバーし合っていけたら」と話した。 来季はプロ17年目を迎えるが「もちろん、リーグ優勝を目指して、そこに貢献していきたい。個人的には2桁勝ちたい」と、キャリアハイの活躍を誓った。