小池都知事が定例会見7月16日(全文2完)95%に頑張っていただける方法編み出したい
どのような感染状況なら賛成なのか
東京新聞:東京新聞の小倉です。よろしくお願いします。バッハ会長が求めている有観客開催、五輪の有観客開催についてなんですけれども、感染状況が変化すれば5者協議で対応を検討するということが決まっています。これについて小池知事は今日の午前中にコロナ対策が優先であるとおっしゃいましたけど、一方で、多くの方に直接見ていただきたいと、こういうご発言もありました。知事ご自身としては有観客開催について、どのような感染状況であれば賛成なのか、それとも事実上無理とお考えなのか、あらためてお聞かせください。 小池:オリンピックであっても、ほかのものであっても、やはりコロナ対策ということをしっかりと行っていきたいと思っております。そういう中で、状況、これはまさに皆さんとの協力によってコロナをしっかりと抑え込んでいくということが必要になってまいります。それができましたならば、状況が好転をしていくならば、そういった、例えば子供さんですね。希望される子供さんについてはコロナの状況が良くなりましたら、もうやはり一生の思い出になるというのはたぶんみんな思っていると思うんですね。 そういったことができるように、本当にコロナについては現在とても厳しい状況ではございますけれども、そしてまた緊急事態宣言が発出され、このところの人流については、きのうも西田先生からあったように、もうなかなか協力してもらえないから増えているじゃないかという報道があるけれども、それは実態とは違うということが発言されておられました。減っていると。この効果がまた2週間後に出てくることを期待したいですし、今、梅雨明けがもう宣言されたようではございますけれども、これからの人出、人出っていうのは、人出そのもので感染するわけではもちろんない。そのあとどこに行って何をして、食事をして、みんなで楽しんで、本当は楽しいときですけども、それらによって感染が広がってくるということであります。いずれにしましてもコロナ対策をすることによって子供たちの思い出、現場で楽しめるということができるのかどうかはこれからの流れ次第だというふうに考えています。 東京新聞:感染状況が良くなるの、どれくらいのレベルっていうイメージがもしありましたら。 小池:レベルは重症者であるとか医療提供体制などなど、総合的にこれまでも判断してまいりました。これらの指標なども参考にしながらの議論になろうかと思います。