リーバイス博士に100の質問!170年の歴史、名品501の誕生、ヴィンテージの見方まで
Q19.パッチに描かれた「ツーホースマーク」の意味は? 生地の強さを表しています。2頭の馬が違う方向に引っ張っても裂けないという意味です。 Q20.本当に2頭の馬で引き裂こうとした? 馬で引っ張って試したかはわかりませんが、車のエピソードなら聞いたことがあります。道の途中で止まってしまった車を、501のデニムで牽引したとか……! その車の持ち主が、短いロープしかなく困っていたときに、ツーホースマークを思い出してリーバイスのデニムで試してみたそうです。 Q21.ポケットのレッドタブが初めて採用されたのは何年? 1936年です。 Q22.レットタブは何のために生まれた? 徐々にさまざまなデニムブランドが台頭してきたことで、自社ブランドの目印として生まれました。 また、1930年ごろは「デュード・ランチ」と呼ばれる、乗馬やキャンプなどの牧場レジャーが富裕層に人気でした。 レッドタブが導入されたことで、この「デュード・ランチ」のブームもリーバイスが自社をアピールする機会になったとされています。
Q23.タブの色は、なぜ赤になった? 当時濃い色のデニムが主流だったので、コントラストの良い目立つ色として赤が採用されました。 Q24.赤以外のタブは全部で何色ある? 白、オレンジ、ブラック、シルバー。そして、最近出たのがインディゴタブです。 Q25.タブによって何が違う? コンセプトやライン、シリーズによって分かれています。 Q26.シルバータブはどんなモデル? 1980年~1990年代のストリートシーンを席巻したモデルです。例えば、スニーカーを履いて長めのデニムの裾を溜めるような、バギーでルーズなスタイルに用いられました。 Q28.リーバイスのEの表記はなぜ変わった? 自由なブランドなので、「なぜ」という理由は無いかもしれません(笑) ヴィンテージ好きの方はご存じかと思いますが、「スモールe」と呼ばれる小文字表記が始まったのは1970年過ぎのことです。 それ以前のモデルが復刻するときには、もちろん「ビッグE」の表記を使用しています。 Q29.「フラッシャー」 って何? 新品のデニムの右バックポケットの下に付いた紙のこと。製品の説明や広告のツールとして取り付けられています。