リーバイス博士に100の質問!170年の歴史、名品501の誕生、ヴィンテージの見方まで
Q30.デニムについているパッチの素材。年代ごとの変遷は?
基本的に1950年代までは鹿の革。それ以降は紙パッチに移行しています。やはり革だと、洗濯の際にゆがんだり割れたりしてしまうためです。
501、505、517……今更聞けない名品のイロハ
Q31.501の誕生年は? 1890年。この年から501のロットがスタートしました。 Q32.505の誕生年は? 1967年です。 Q33.517の誕生年は? 1969年のいわゆる「オレンジタブ」時代に、ヒッピースタイルとして登場。2013年には「リーバイス ヴィンテージ クロージング」のラインで復刻しています。 Q34.501、505、517のそれぞれの特徴をひと言で表すと? 501:リーバイスの起源。ボタンフライ。 505:クラシックなストレートフィット。股上がボクシーで履きやすいタイプ。ジップフライ。 517:裾がブーツカットのヒッピースタイル。 Q35.501はなぜボタンフライ? ボタンフライは、フロントがボタンのタイプ。 501のようなリジットデニムは「シュリンク・トゥ・フィット」といって「洗いをかけて自分のサイズにしましょう」という考え方が根強いです。
ファスナーが付いた“ジップフライ”のタイプは洗いをかけた際に型崩れしやすいのですが、ボタンフライだと、ボタンとボタンの間にくぼみができることで型崩れやゆがみを軽減できるんです。 Q36.ジップフライが採用されたのは? 1954年です。 Q37.その品番は? 501Z XXですね。ジッパー(Zipper)の「Z」です。501のなかで、唯一のファスナータイプのものです。 Q38.501の150周年限定品は何種類? 2023年に150周年を迎え、限定アイテムが8種類登場しました。 Q39.501XXモデルの「XX」はどういう意味? 諸説ありますが、生地の丈夫さを表していて、「エクストラ エクシード(Extra Exceed)」の略と言われています。