リーバイス博士に100の質問!170年の歴史、名品501の誕生、ヴィンテージの見方まで
Q11.日本製のリーバイスは存在する? 「メイド・イン・ジャパン(MADE IN JAPAN)」というコレクションが存在します。 Q12. 日本のどこで作られている? 生地やデニムの本体は、広島県福山市のカイハラデニムさんで生産されています。平塚のサーブさんでは、最終工程の加工やウォッシュといった仕上げが施されます。 Q13.そもそもリーバイスは何のための服? リーバイスのルーツは炭鉱や鉱山で働く人々の作業服でした。現場で働く人の声を聞いて、キャンバス地を使った丈夫なワークパンツを作ったことが、リーバイスのデニムの始まりです。 Q14.デニムはどうして青い? 諸説ありますが、デニムの染料であるインディゴには蛇や虫の嫌がる成分が入っているそう。今でいう虫除けですね。
リーバイスのシグネチャーはこうして生まれた!
Q15.ポケットの脇に付いている丸いパーツの名前と役割は? これはリベットです。生地同士をつなぎ合わせて、強度を上げる役割を果たしています。
Q16.過去も含めてリベットは何種類存在する? 歴史の流れで大きく分けると3種類です。 まず、よくヴィンテージで見かける「打ち抜き」。リベットの中心凸部分が剥き出しになっているものを指します。 この凸部分が他の服や、椅子、乗っている馬などを傷つけてしまうため、「隠しリベット」と呼ばれる留めの部分を内側に隠す手法に移行します。1937年頃から1960年代後半まで使われていました。 その後、現在も馴染みのある「被せリベット」が登場します。上から金具を嵌め込んでいるので、鋭利ではなくなっています。 Q17.リベットは誰のアイデアで生まれた? ヤコブ・デイビス氏が炭鉱で働く方の意見を聞いて丈夫な服を作るために発案・作成したといわれています。 実はこの人、リーバイスの社員ではなくて、町の仕立職人だったんです。 Q18.リベットはリーバイスにとってどんな存在? リーバイスを語る上では切っても切り離せないディテールです。Q2で話題に上がったパッチの部分の1873年5月20日という日付も、リベットの特許を取った日なんですよ。 現在は特許が切れているので、さまざまなブランドがリベットを取り入れていますが、当時はリーバイスだけの特徴だったんです。