【40代・50代から知っておきたい!「誤嚥性肺炎」】誤嚥を予防するために。飲み込む力を鍛える「呼吸筋トレーニング」にトライ!
◆息を長~く吐く「口すぼめ呼吸」で肺活量をアップ!<風車を回す>
1. 高齢者の誤嚥予防、嚥下トレーニングとしても行われる呼吸筋トレだ。まずはたっぷり息を吸い込んで、息を長~く吐く「口すぼめ呼吸」で、風車に息を吹きかけてみよ。 2.息を吐く時間が、吸う時間の2倍ほどになるように意識してみて。慣れてきたら、だんだんと強く息を吹きかけてみよう。 1セット10~20回。1日2セット行おう。
【教えてくれたのは】 西山耕一郎さん 西山耳鼻咽喉科医院院長。医学博士、東海大学医学部客員教授、藤田医科大学医学部客員教授。耳鼻咽喉科頭頸部外科専門医、日本嚥下医学会嚥下相談医、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士。現在は複数の施設で嚥下外来と手術を行うかたわら、教鞭をとりながら、学会発表や医師向けセミナーを行う。著書に『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』(飛鳥新社)、『のどを鍛えて肺炎を防ぐ』(大洋図書)、『誤嚥性肺炎に負けない1回5秒ののどトレ』(宝島社)など多数。 イラスト/カツヤマケイコ 取材・原文/大石久恵