今さら聞けない分離式ガソリンバーナーの使い方。着火方法から消火までOPTIMUS「ノヴァストーブ」でおさらい
②燃料ボトルを加圧する
燃料ボトルを地面に立て、十分なストロークで加圧します。“ポンピング”と呼ばれる作業です。ボトルを立ててまっすぐ上から力を加えるようにするとやりやすい。 「ノヴァストーブ」の加圧終了の目安は、満タンならポンピング25~30回、燃料が半分以下なら40回ほど。加圧しすぎは黄色い炎になるのでやり過ぎ禁物。
③ボトルを横向きにしてプレヒート
「ノヴァストーブ」はボトルの向きも重要。「On」の文字が上に向くよう燃料ボトルを置くことで、内部の燃料を吸い込むホースが燃料の中に沈み込む仕組みです。ボトル近くのダイヤルも「ON」に回します。このダイヤルは簡単に言えば“元栓”。燃料調整に用いる“コントロールバルブ”とは異なります。 この2つの手順を踏まないと、“コントロールバルブ”をひねっても燃料が出てこないのでご注意を。 早速バーナーヘッド近くの“コントロールバルブ”をひねって点火! といきたいところですが、ガソリンバーナーには“プレヒート”という作業が必要。事前にバーナーヘッドや“ジェネレーター”(燃料が通る管)を暖めることで、燃料を気化しやすくさせます。ジェル状着火剤などを使ってプレヒートをすることが多いですね。その点「ノヴァストーブ」のプレヒートは少し特殊。 手順としては、閉じた状態の“コントロールバルブ”をそっと左に1/2回転させて2秒ほど待ち、適量のホワイトガソリンを本体下部のウィック(芯)に染みこませます。この時、燃料が吹き出してビックリするかもしれませんが大丈夫。2秒経ったら、一度コントロールバルブを閉じ、ライターやマッチの炎で着火。プレヒート開始です。 ちなみに“マルチフューエル”と言って、ひとつのバーナーでガソリン以外の燃料を使えるガソリンストーブもあります。一般的にはジェット交換、簡単に言えば燃料ごとにアタッチメントを取り替える必要があります。 「ノヴァストーブ」ではホワイトガソリンだけでなく、ジェット交換せずにそのまま灯油、軽油も使用可能。徒歩やバイクなどの荷物を極力減らしたいキャンプスタイルではめっちゃありがたい仕様です。灯油や軽油の場合、少し多めで4秒ほどコントロールバルブを開放するのが“プレヒート”時の目安です。