【独自解説】2040年には高齢者の3人に1人が認知症?軽度認知障害なら健常な状態に戻る可能性も!期待の「ガンマ波サウンド」とは?原因と最新予防を“認知症研究の世界的権威”が徹底解説
加齢によるものとの違いです。「何を食べたか忘れる」のは加齢によるものですが、「食べたこと自体を忘れる」のは認知症です。「もの忘れの自覚がある」のは大丈夫ですが「もの忘れの自覚がない」のは認知症です。また、「ヒントを与えられると思い出せる」のは加齢によるもの忘れですが、「ヒントを与えられても思い出せない」のは認知症です。「日常生活に支障がない」のは問題ありませんが「日常生活に支障がある」と認知症です。新井医師によると、「頻度・程度・範囲の見極めが重要」で「65歳未満で発症する『若年性認知症』もあり、誰でもなる可能性がある。早期発見が重要」だということです。 Q.「最近物忘れがひどいな」と自覚があるうちは認知症は大丈夫なんですね? (新井医師) 「誰でも、もの忘れはあります。忙しい人や寝不足の人でも絶対ありますので、もの忘れだけで認知症だと思う必要は全くありません。ただ、頻度・程度・範囲と書きましたが、私も人の名前を覚えるのが苦手なんです。その苦手なものがあるのはそれ自体で認知症ではないのですが、その頻度が増えてくる。大事な約束を忘れるなど程度が重くなる。物忘れ以外に言葉や計算、歩き方など他の要素が加わった場合、変化が今までと違うことが大事です」
🔳認知症の進行を抑えるのは生活習慣の改善 前段階のうちなら健常に戻ることも
新井医師は、「認知症を完全に治す薬はない。しかし、最新の研究から進行を抑えることは可能になった」といいます。
認知症の適切な予防は、まずは生活習慣病を予防することです。45~64歳の中年期に、肥満・高血圧・脂質異常症・糖尿病などになると、認知症の危険が高まります。また、食事を楽しめるように「変化」をつけることが大事だといいます。旬の食材を使って・彩り・温かいもの冷たいもの・和洋中など変化に富む食事を楽しむことが認知症予防として有効だとのことです。運動も、定期的に体を動かすことが大事で、運動習慣のない人は、ある人に比べて認知症になるリスクが1.82倍高くなるといいます。理想は、1時間以上の運動を週3回以上ですが、散歩程度でも認知症になるリスクが減らせるということです。さらに、速めのウォーキングやサイクリング、ダンスといった中強度以上の運動(息が少し弾むが話はできる程度)で、認知機能の改善が期待できます。
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